わああ、あれよあれよという間に1年以上経ってしまいました………。

恐ろしや。

 

「次回、世界史編!」と豪語しておきながら出さないのもきまりが悪いので、もはや見ている人はいないかもしれないけど一応書きます。けじめとして。

 

私はもともと社会がめちゃくちゃ嫌いでした。中学までは、なんだこの意味わからん過去の話は。と思ってました。

でも、高校三年間と受験勉強を通して、結果的に世界史LOVE♡になりました。

 

中学では政経と日本史の授業があり、日本史は大嫌いだったけど政経は好きでした。

高校では、高1の時に歴史総合という、意味わからんお偉いさんが考えた教科をなあなあに学び、何も身につかないまま終わりました。(そもそも受験でどう出るのかもわからなかった)

高2になって、世界史を選びました。わたし世界史知ってます、って言ったらかっこよさそうだし、地理をとることは決定していた(先生が好きだったため)ので、地理との相性もいいと思ったから。ニュースとかもわかるようになるかな、とかぼんやり思ってた。
 

結果、大正解だった!世界史の先生はめっちゃかわいい系のおじちゃんだったけど、めっちゃベテランで深いところまで知っていて、何よりも楽しそうに授業してくれるところが大好き。

 

でも、いざ受験期となって先生に一橋第一志望ですと言ったときには、このかわいいおじちゃん先生があからさまに困った顔をしていた(いま思えばあたりまえ)。こりゃあ大変な冬になるぞ、と覚悟を決めたに違いない。

ちなみにこの先生は、私が3月10日に合格報告をしに行ったとき、どの先生よりも一番驚いていた。

期待してなかったんじゃん。(笑)

 

まあ先生がそんな反応なのは無理もなく、なぜかというと私の学校は「自称」進学校なので、進度がおっそい。とにかく遅い。12月にやっと範囲が終わるか終わらないか。いや、あれは終わったことにしているだけで、「あとは、うん、まあ、自分で。」と言われたことを私は忘れていないぞ。

しかも私の年から歴史総合が入ったので、なお遅くなった。本当にやめてくれ。なんなら先生もかわいそうだ。

 

ということで、私の世界史は誰が見ても絶望的だった。まあ共通テストは頑張ればとれるか、くらい。

でも私はいける!!と思っていた!!

なぜか!!

 

……これがあったからだ!!

ストーリーでわかる世界史」✨

これは鵜飼恵太先生の本で、近世までと近代からの2冊に分かれている。

これが、めちゃくちゃいい。私はこれなしでは絶対に受からなかった。

 

2冊買えば5000円越えだし、かなり分厚いし重いし字ちっちゃいし、かなり買うのは憚られるかもしれないが、もし一橋の社会学部に行きたいなら、絶対に買った方がいい。

私もネットで探しまくってこれにたどり着き、秋に地元の蔦屋書店に行って母親に買ってもらった。

私の親は教材にはいくらかけてもいいと思っている(私が塾に行っていなかったことも理由)ので、何も言わずに買ってくれた。父親は、これを見て「これ2冊終われば合格だな!」といった。その通りである。

 

ただ、「一橋に行きたいなら」買った方がいいが、一橋以外の人には、正直おすすめできない。

なんてったって細かすぎる。情報に溢れすぎている。教科書に出てくる王様のいとこのエピソードとか出てくるレベルで細かい。そもそもこの本は、一橋を受験する人に向けて書かれていて、一橋の過去問で出た部分はその表記があるくらい、一橋に特化している。

なので、東大や早慶を狙っていたとしても、これはオーバーワークになる。

それは一応注意しておく。

 

私のこの本の使い方はいたってシンプル。とりあえず、読む。読みまくる。

これは先生の解説口調で書かれているので、読んでいるだけで授業を聞いている気分になれる。

 

私は世界史の授業などで大体の流れを把握したら、この本の該当箇所を読んでまず「ふーん。」と言う。

骨に肉付けが終わったところで暗記に入り、年表を見たり赤シートを使いながら用語を覚えていく。

この時、一連の出来事の原因と結果を明確に説明できるようにし、そこがわからなければ本を都度読み返した。

最終的には、あんなに厚い本なのにどのトピックがどこに載っているか、どんな書かれ方だったかまで覚えてた(笑)

 

そして、模試で出たところや過去問で出て調べたことなども狭い余白に書き足し、自分だけの資料集のようにカスタマイズしていった。この2冊だけは、本当に重かったけど置き勉はほとんどせず、毎日持って帰って家でも読んでいた。

 

結果的に、私は先生の授業では登場しなかった細かすぎる豆知識や、一橋でよく出るポイントを抑えることができた。

論述の練習でも、この本がなければ下書きもできなかったに違いないというくらい、役に立った。

受験が終わるころにはボロボロで付箋だらけだったが、間違いなく私の一番のバイブルである。

 

私の世界史の勉強のコンセプトは、「情報量は多く、引き出しを増やす」だった。

友達の話を聞いていると、「私は脳のキャパが小さいからぁ、いっぱい覚えられないの!」と言う人が多いけど、私はそれは違うと言いたい。

人間の脳がそんなちっちゃいわけがなくて、その友達は覚えられないのではなく思い出せないのだと思う。

ある人物について覚えたいと思ったら、その人の名前、生きた時代、背景、家族構成、やらかしエピソード、周りからの評価、成し遂げたこと、死に様など、たくさんの情報があった方が記憶に残る。

情報が少ない方が覚えられる、は勘違いで、情報は多ければ多いほど頭に残るのだと思う。

これは世界史の勉強を通してつくづく実感した。

だから、私はこの本を読み続けたし、どうでもいい知識まで覚えていた。

 

ちなみに、私は慶應の世界史対策をしていなかったけど、あの重箱の隅を楊枝でほじくるような問題でも何問か答えられたのは、この本のおかげ。もちろん慶應のために対策した人には及ばないけど、ほかの人と差をつけて合格の足しにするくらいにはなったと思う。

 

一橋の対策としては、直前期は先生と交換日記のペースで二次の問題を添削してもらった。

一橋の癖問に対しては先生としても完璧な解答はわからず、赤本の解答例もツッコミどころは満載だったが、どうせ当日も満点を狙うわけではないので、書けるところまで書ければよし、のスタンスでいった。

それでよかったと思う。

 

当日は、確か3問中1問しか自信をもって書いた問題はなく、第3問は日本史と共通問題で日本史勢には不利だろ、と言いたくなる問題だったが、何とか持ちこたえた。

大事なのは、やっぱり白紙にしないことだと思う。

意味が分からなくても、とりあえず示されている時代に関連する語を絞り出して羅列して、文脈を見つけてその時代の流れに反しないことを書いていれば、多分少し点数は来るはずだ。

成績としては、私はぴったり50%だった。目標は6割だったが、まずまずだろう。

 

世界史は、とにかく膨大で「終わった!」と言える瞬間が来なかった。でも、やった分だけ自信になったし、何より勉強自体が一番楽しかった。ずっと新しいことを知れて、面白かった。

逆に前日はもう何をやればいいかわからず、その日に自信をなくすのも嫌だったから、自分でまとめなおしたノートだけを見ていた。あと資料集を眺めてた。そのくらいでいいと思う。

 

理系の人とかは世界史は効率悪いと言って取らない人が多いと思うし、実際コスパは良くないかもしれない。

でも、私はぜひおすすめしたい!!
これが人生の教養だと思うし、受験後にも役に立つ。

 

と、こんな感じで一旦一橋編は終わりにします。

この記事を見てくれる人がまだいれば、受験ネタをもう少し書こうかなと思ってます。