最悪や…
何年かぶりに酒の記事書いたのに、
隣にあるリンクをクリックしてしまって
データが全部消えてしまった…。
久々だったので結構力を入れたのに。
もう今日は書く気力がありません…
誰か、私に夢と希望を分け与えて…
しばらく休暇してました。
何故か?
だってあんまりにも重いんだもの、アメブロ。
マジで、「もう書かんゾ!」と思っとりました。
しかし引越しするほどのカイショもなく。
気が向いたので書いてみました。
今後もスムースに書ければ更新していきたいとは
思っとります。
▼アメリカンウイスキー コーン
■コーン!とうもろこしの酒
失礼しました。前回ライの記事で「コーンも製法はバーボンとほぼ同じ」
と書いてしまいましたが、決定的な違いがありました。熟成です。
記憶を頼りに書いているものの、怪しかったのでバイブルを紐解いた所
発覚。謹んでワンペナを申請いたします。
<製法>
正しくは「ストレートコーンウイスキー」。
この名を名乗れるのは
・原料: コーン80%以上
基本的にはこれだけです。
で、先程違うといった「熟成」ですが、
・他のウイスキーに使った古樽
・内側を焦がしていない新樽
この辺はスコッチやアイリッシュでも行なわれていますが、
実は、信じられない事に、
・樽熟成をしない
のもありだと言う事です。つまり熟成に縛りがないのです。
びっくり。カナディアンで無色透明なウイスキーがありますが、
こちらは熟成には定義がありますから、これはかなり珍しい。
熟成をしない=荒々しさ満点。まさに原酒を楽しむ酒かも
しれません。
<製品>
「プラットヴァレー」。コーンで飲んだのはジャグの形をしたこの
陶器の酒。時々、barにおいてあるのを見かけます。これは樽熟
成をしっかり行っているので、普通にうまかった記憶があります。
しかし先述のとおり、熟成していない酒も生産されているようで、
それらは飲んだことがありません。日本で売っている店を見つけ
た方、もし可能ならご一報頂けますか?
<参考>
バーボンはとうもろこしの比率が51%以上ですが、仮にその比率が
80%以上であっても、バーボンと名乗れます。要は、バーボンの定義を
守って作ったものであれば、販売者がどちらを選ぶかは自由と言うことです。
もっとも、選ばれるのはバーボンだと思いますが。
▼アメリカンウイスキー ライ
■ライ?
クーダーじゃありません(ブエナビスタは最高!ですが)。
大きなバーとかだと、あんまり置いてないかも知れないですね。
ストレートライウイスキーの話です。
<製法>
麦ベースのウイスキーという事で、その期限をたどると、
やはりスコッチウイスキーに立ち返る。実は、バーボンよりも
古くから作られてきた伝統の酒なのである。
ライウイスキーの規定としては
・原料:51%以上のライ麦
・蒸留時のアルコール度数:160プルーフ(80度)以下
・熟成樽:内側を焦がしたホワイトオークの新樽
・熟成年度:最低2年以上
バーボンより多少緩やかだが、ほとんど同じ製法である。
これは、次回紹介するコーンウイスキーも同じである。
<製品>
「ヴェリー・オールド・セントニック・ウィンターライ」
「リップヴァン・ヴィンクル・ライ」
「ワイルドターキー・ライ」あたりでしょうか。
私の知る限りでは、有名ブランドのラインナップとして
市場には出ていますが、ライがその根幹、という
酒もあるんじゃないかと思います。
バーボンと比べて、ちょっと高い気もしますね。
ボトルを見てしまうと、あるイメージが強すぎて
味がわかりにくいかもしれませんが、バーボンよりも
少し複雑な、コシのある酒です。
※ライやコーンを2種類以上おいているバーは、結構信頼
できるかもしれません。
▼アメリカンウイスキー テネシー
■人気のジャック、実はテネシー。
本来、テネシーウイスキーはアメリカンウイスキーの
分類として書くことではないんですね。法律上はバーボン
なので。しかし、ジャックをかたくなに愛する人たちに敬意を
評して、ここに新たな分類としてあげてみよう。
<製法>
ベースはバーボンと同じ。ただし蒸留後、テネシー特有の
工程がある。
・テネシー州で作られること
・サトウカエデの木炭で、時間を変えてろ過させること
(この工程を「チャコールメローイング」と呼びますこと
この2つの要件を満たしたものだけがテネシーウイスキー
を名乗ることができる。
<製品>
いわずものがな、「ジャックダニエル」。
そして「ジョージディッケル」。
バーボンと比べて、ナチュラルでメロウ。と言われているが、
比較するバーボンにもよる。熟成年度8年くらいのバーボンと
比較すると、とくべつメロウとも思えない。ジャックにいたっては
種類もかなり出ているし。ただ、心地よく残るアルコールと
香味の余韻という意味ではそうそう同じ性質のものはない。
▼アメリカンウイスキー バーボン
■お待たせしました。バーボンです。
むかし、むかしの話。
「やっぱバーボンっしょ!ウイスキーはまずい。」
彼はフォアローゼスをソーダ割りで飲み、俺はモルツを飲んでいた。
つぼ八、大都会、天狗などの大衆居酒屋が流行っていた時代。
「基本ウイスキー嫌いです。でもバーボンだけは別物です。」
そんな意味で受け取っていたが、違っていた。
そう、彼はバーボンがウイスキーと言うことを知らなかった。
ブランデーとウイスキーが違うように、バーボンも蒸留酒という
レイヤーの一番上にあるものだと思っていたのだった。
今の世の中、あらゆる「物」があらゆる場所であふれかえっている。
ターキーが5種類も6種類もあるの知ってた?
1000円以下で買えるバーボンは昔からあったっけ?
幸せです。飲み切れないほどのアイテム、増え続ける
ラインナップ。信濃屋や河内屋の品揃えは圧巻です。
でも、それで困る人もいるわけで。
情報が多ければ多いほど、選択肢が増えれば増えるほど、
「???」。いくら嗜好の多様化が進んだとはいえ、
はっきり言って5000円も6000円もするような酒はそう簡単
には買えません(少なくとも俺は悩むな)。
今この記事を読んでいるあなたが、そんなに酒を好きな方で
なかったとしても。「こだわりなんて、しゃらくせいやい!」と
思っている方でも、実は酒の歴史があったり、いろいろな楽し
み方があったりする事に興味を持ってもらえたりすると嬉しいかな。
■で、本題です。
<バーボン、その名の由来>
バーボン。アルファベットで「bourbon」。
ブルボン、と読めますよね?この語源は、フランスの
ブルボン王朝に由来している。時は18世紀、植民地問題で
対立していたフランスとイギリス。この過程でアメリカは
独立を要求し、フランスはアメリカを支援。イギリスと戦った。
結果、ご存知の通りアメリカは自由を獲得。フランスの支援に
深い感謝の意味を込め、ルイ王朝の家名である「ブルボン」を
ケンタッキーの地名に残し、バーボン郡という名前を刻んだ。
そしてその地で生産が始まった、現在最も知名度のある
ウイスキーの一つである「バーボンウイスキー」の歴史が
幕を開けるのである。
<製法>
正式には「ストレートバーボンウイスキー」。
この酒は、アメリカ連邦アルコール法で以下の様に規定されている。
この規定を満たすもののみが「バーボン」の名を冠することができるのである。
・原料:トウモロコシ50%以上、80%以下
・蒸留時のアルコール度数:160プルーフ(80度)以下
・熟成時のアルコール度数:125プルーフ(62.5度)以下
・熟成樽:内側を焦がしたホワイトオークの新樽
・熟成年度:最低2年以上
・販売時のアルコール度数:80プルーフ(40度)以上
<参考>
1 バーボンの生産はバーボン郡以外でも認められている。
※ワインの場合は、地域は勿論、畑まで指定されていたりする
2 ボトルド・イン・ボンド法(法律)
※税制の関係で、業者により度数50度、熟成4年以上というこの
法律に準じて出荷・販売している場合もある
(オールドフォレスター・ボンデッドなど)
3 サワーマッシュ法(製法)
※雑菌を繁殖を抑えたり、特殊な発酵方法を方法を用いる事で
均一な味のバランスがとれる。一般的に低い度数で蒸留する
為、副成分もおおく、ふくいくとした味わいがでる。
(この製法の違い、俺には味としてはわからない)
リニューアル記念
こんにちは~!
小生、ウイスキィ好きの酒好きです。ワインはあんまりわかりません。
せっかく酒ジャンルができましたし、皆で盛り上がれればうれしいな。
現在、モルト~バーボン記事を掲載中です。興味ある方どうぞ~。
▼アメリカンウイスキー 大別
「バーボンソーダ!」「バーボンロック!」。
子供のころは、そんなことを言ってみてカッコつけたり
したもんでした。今考えるとありえないな…はずかし…。
生涯、カッコつけて生きたいと思っているワシも、
カッコつけ方が間違っていた時期があったわけで。
ウイスキー好きと言うとワシの周りには「バーボン派」
「モルト派」の2つに割れることが多い。そして、それぞれ
に愛着を持ち、忠誠心を持った人が多い。
こだわる事って、大切です。
でも、たまには違うものもいいもんよ。
ワシは浮気者です。スコッチとバーボンどころか、
あらゆる酒が大好きです。なぜなら、単純にウマイから。
なかには、「うえ~っ!」ってのもあるけれども、
めぐり合わせは大切にしている。これはなんだか、音楽にも
にているかも知れない。(音楽も雑食です)
さて、アメリカンウイスキー。
バーボンで語られることが多いアメリカ産のウイスキーの
少々ですが、実はたくさんの種類があります。
<誕生>
1783年、エヴァン・ウイリアムズによりアメリカでの
ウイスキー生産は幕を開ける(同名のウイスキーあり)。
その後、アイルランドやスコットランドの入植者達が
ペンシルバニア、バージニアでその生産に拍車をかけた。
その後はスコッチ・アイリッシュ同様ウイスキーに重税をかけられ、
生産地はより奥地へ、またケンタッキー、テネシーへと移って
行った。千産地が移ったと同時に、原料も変化していった。
それまでは入植者達の知識と技術により大麦やライ麦が中心
だったが、この地ではトウモロコシの方が適している事を
発見。次第に現在のアメリカンウイスキーに近づいていく。
しかし、その後1920年、悪名高き「禁酒法」の施行。
(今後、世界的に「禁煙法」なんてのも出てくるのかな?
禁酒法もそうだけど、そんな世の中、ワシはゆるさん!)
禁酒法、施行はされども当然密造・密輸入の嵐。
時同じくして、アメリカ独特の「カクテル」という酒文化も
この法律から生まれたものなのだ。
<分類>
アメリカンウイスキーには大きく分けて4つの種類が存在する。
・ストレートバーボンウイスキー
・ストレートライウイスキー
・ストレートコーンウイスキー
・テネシーウイスキー
※すいません、かいつまんでます。
本当は10種類近くあるのですがマーケットに
ほとんど出回っていないので省略します。
(アメリカンにもブレンデッドとかがあるんです)
というわけで、バーボンの話も長くなるな…
▼スコッチウイスキー/シングルモルト/アイラ
ホント、最初飲んだ時は「ど・どうしよう…」と思ったくらい、
それは衝撃的な出会いでした。このモルトは完全に人を選びます。
嫌いな人は、多分、「もう飲まね!」と思うかも。
でもね、結構はまるんですよ、これも。
<特徴>
「潮の香のするモルト」という形容は、生産地である
アイラ島が強い潮風に吹かれ、そこで醸成されるピートが
「潮の香」を吸い込んで育つからと言われています。
実際、このモルトを飲んだら、行ってる意味が分かると
思います。でもしょっぱくないよ。
<製品>
「アードベック」「ボウモア」「ラフロイグ」あたりかな。
くっさいよー。とにかくくさい。アードベックは特にくさい。
極めつけはラガヴーリン。もーたまらんわ。
薬くさいのね。実際、慣れるのに時間が掛かりました。
そして慣れると、たまらなく恋しくなるモルトなんだよな。
最近はこれら原酒のボトラーズブランドやカスクストレングス
も手に入りやすくなってきていてうれしいですな。
あのコに貰ったラフロイグのカスクストレングス、最っ高だったな!
※注:文中「くさいくさい」言っているのはその特徴があまりにも
たっている事を表現する為。わたくしの一番好きなモルトはアイラ
なのです(くさいの好き)。
▼スコッチウイスキー/シングルモルト/ローランド
ハイランド、スペイサイドと紹介してきましたが、
ローランドはモルト4つの分類(過去ログ参照)の中で
静かなる主張を続けているモルトです。
<特徴>
他のモルトが2回の蒸留を経て熟成されるのに対し、
ローランドモルトはかたくなに「3回蒸留」を守り通す。
その製法から誕生するモルトはメロウ&ナチュラル。色合いも淡く、
例えると、絹のローブをまとった官能的な女性といった感じ。
スコッチは苦手、という人にも是非飲んでもらいたいモルト。
<製品>
「ローズバンク」「グレンキンチー」あたりでしょうか。
一番は「オーヘントッシャン」。なんかとっちゃん坊やの様な
名前です。スムースな飲み口と適度な甘みの中に、しっかりと
したボディがあり、非常に好感のもてるボトルです。
次回、アイラモルトを紹介して何とか、
スコッチが終わりますが、ウイスキー云々はまだまだ続く…