例年4月〜5月にかけて、
根津美術館で公開される
『燕子花図屏風』
知ってはいても
足を運ぶことはありませんでした。
今年は、念願叶い、夫と見てきました。
GW中で多少の混雑はありましたが、
じっくり鑑賞することができました。
この燕子花図屏風は様々な媒体でよく見る琳派の代表的な作品ですが、そんなにすごい作品なのか考えたことはなかったのですが、直に見るともう、すごいんですよ。
花びらなんかデザイン化されており、同じ形が何個もあったり、使っている色もわずかで、葉っぱなんて、たぶん一色で塗ってるようにしか見えないのですが、全然平面ではなく、花びらの膨らみや表情など豊かで、葉っぱも、少ない色数なのに、勢いや動きがあって。
単純にもう『光琳』凄すぎて、国宝であることも納得だし、よく見るあの『燕子花図屏風』であって、燕子花図屏風でない。
「百聞は一見にしかあらず」って、
こういうことを言うんだなと。
そして、会場で対比するように横に並べて展示されていたのは渡辺始興による、燕子花図屏風。
このチラシの下半分にある燕子花図屏風を描かれた方。
光琳の燕子花図屏風は究極に引き算をして、意匠と粋を極めたものであれば、この渡辺始興の作品は現実を限りなく追求し、よりあるがままを意匠化したとでもいうか、より自然を自然らしく、俯瞰で描いた燕子花。
私の好きな木島櫻谷と似たものを感じます。
木島櫻谷の作品にも燕子花図があるので、見比べたいな。
お、やってるじゃないか。ここも行かねば。


