楽曲に対してのドラムフレーズのつけ方について。

ドラムというのは打楽器であり、それ単体でメロディや音階を出す楽器ではないのでかなり自由だ。

無限だと思う。

..といってもだいたいベーシックなパターンは、

例えば8ビートとか4つ打ちのダンスビートとか色々あるけれど、

長い事やってて持ち技みたいなんが増えてくると、

無理にそれを入れこもうとしちゃって曲にうまく当てはめられていなかったり、そもそもの基本ビートがなんか違うなって状況に陥ってしまう。

別に聞けるんだけど気持ちいいか?って言われたらそうでもないみたいな。

だから一番最適なパターンやフレーズを探すんだけど、無限の中からどう探していくのか。

一番てっとり早いのは歌とギターやベース等のオケを聴く事だと僕は思う。

それが一番のヒントになることをこれまでの経験で知った。

一歩引いて後ろから全体像を見直す。

他がやっていることに合わせるのか、はたまた足りない部分をこちらで補うのか、全ては歌とオケだ。

シャウト系やハードコア系はまた違うかもしれないが、

うちは歌ありきの歌モノである。

他を聴けば自分が何を叩くべきかがわかってくる。

それに最適なものを瞬時に把握する理解力と、すぐさま演奏に移せる技術を持つこと。

適当にその場で合わせて、いいなあって演奏が出来る人はそういう事なんだと思う。

 

かつて将棋の羽生善治さんが「将棋は他力である」という大名言を残したが、この考え方だったら「ドラムも他力」かもしれない。

 

そんな事を思いながら今日も製作日和。

そして最速先行受付真っ盛りです...。


2017年7月23日(日) 
恵比寿LIQUIDROOM

「ノワールスペクタクル」
開演17:30
前売:¥4,000

■オフィシャルHP先行
専用URL http://eplus.jp/lip-hp

 

 

小林孝聡