どーもどーも

先ほど「幻想曲」というLIPHLICHの新曲試聴SPOTが出されました yeah!

これは今月大阪での2daysコンセプトワンマン「Use My illusion」の会場限定音源になります

8/27 大阪ウェスティ
8/28 大阪FANJ twice
(要チェックプリ〜ズベイベ〜)

会場限定曲は曲について語る機会が多分ないのでブログで細かく語ろうかなあと



ライブタイトルにもあるイリュージョン(幻想)という言葉にそのまま沿って幻想曲というタイトルにしました

そもそもがクラシックミュージックに幻想曲という言葉があります

幻想曲とは?



説明しよう

幻想曲(げんそうきょく)は、ファンタジア(伊: fantasia, 独: Fantasie, Phantasie, 仏: fantaisie, fantasye, phantaisie, 英: fancie, fancy, fansye, fantasy, fantazia, fantazie, fantazy, phansie, phantasy, phantazia)の訳語。作曲者の自由な想像力に基づいて創作される器楽作品の名称として用いられる。即興的なものから、厳格な対位法によるものまでその内容は多岐にわたっている。

※ Wikipediaよりそのまま引用

便利!



対位法とかややこしいこと書いてあるけどそこはどうでもよくて、この「自由な想像力に基づいて創作される」というところがテーマです

「自由な想像力に基づいて創作されること」を幻想と呼ぶなんて昔の人は素敵なことだね

幻想、空想、想像、妄想、どれも辞書的には同じような意味合いの言葉でも感じるニュアンスが違うもので仮にこれが「妄想曲」だったらなんか急にあれな感じになるしね


それはさておき

僕らはバンドサウンドが好きでやっているけど、バンドサウンドというものにたまに縛られることもあったりするので「自由な想像力に基づいて創作」の幻想精神に則りギター&ベース&ドラムというバンドサウンドに縛られずに作った曲です

バンドにバイオリンやらチェロやらをプラスするみたいなアプローチはもう当たり前のように行われているけど、逆の発想にしてみてオーケストラに歌とギターとベースとドラムをプラスしたっていう感覚で、自分達のバンドサウンドに対するアンチテーゼ的な意味も含めています


だから結構楽器の使い方がおもしろくて
歌はオーケストラの中で主旋律を奏でる第一バイオリンの役目
ギターはコードを一切弾かずに、第二バイオリンの役目
ベースはそのままコントラバス
ドラムはティンパニやシンバルの役目
みたいな感じ


「自由な想像力に基づいて創作される」

どんな音楽でも元々はそうであったと思うんだけど、それが様式化や定義付けされていった末に今のクラシックミュージックであったり、ポップスであったり、ロックであったり、V系があったり、色々あったりすると思うんだけど、
「DOUBLE FEATURE」の3曲作り終えた時に、一通りの満足感と同時に自分で自分達の音を様式化していることになんか凄くつまんなくなっちゃって一度思い切ってバンドサウンド止めてみた曲です
会場限定だからこそできた曲とも言えるかも


Use My illusion
幻想曲


何度も言うけどこの、自由な想像力に基づいた創作、これこそがこのライブと曲に込めているコンセプトです

いつだって幻想を大事にしていたい
追い求め続けているものすべてが幻なのかもしれないけれども


8/27 大阪ウェスティ
8/28 大阪FANJ twice


そんな今夏のLIPHLICHの幻想(イリュージョン)をお楽しみに!



久我