僕らが毎日何気なく発している言葉

美しい言葉と汚い言葉

美しい言葉=良いとされる言葉

汚い言葉=悪いとされる言葉

単純に世の中美しい言葉で溢れたらいいとは思います

ただ、一般的に美しいとされる言葉でも、それを発する人間によって

美しく感じたり、はたまたそうではなかったりもします

それは単純に良い言葉、悪い言葉を話せば誰でも同じというわけではなく

その言葉を発する僕ら1人1人の人間像というものに深く密接しているから面白い





先日、ふとしたきっかけで超がつくくらいのギャル男くんに出会いました

服ギラギラ、髪盛り盛り

僕の勝手なイメージで『テンションが高くてきっとこんな感じで喋るんだろう』

と思っていました





ところが、そんな彼から発せられる言葉のなんと美しいこと

言葉遣い、発音、間のどれをとっても完璧

これがお洒落で上品なおじいさんとかだったら、

『素敵なおじいさんだなぁ』とそれはそれで感動するところなのですが

見た目と発する言葉にギャップがありすぎて

『おや?この人は一体どういう環境で育って、どういう友達がいて、どういう仕事をして、普段何しているんだろう?』

とか妙にその人のバックグラウンドまでをも想像させられて

すっかりそのギャル男くんに引き込まれて優雅な気分にさせてもらいました

見た目超ギャル男なのに最終的には貴族に見えてくる不思議

言葉って面白いです





LIPHLICHの中では渉くんが一番見た目と言葉遣いにギャップがあるタイプでしょう

黒髪長髪タトゥーでバーボンをこよなく愛する基本全身黒い服な彼

そんな彼は普段話す時から自分の事を『わたし』と言い、相手の事を『あなた』と言ってます

初めて出会った時は『なんだコイツは?』と面食らいました

彼の場合、単純に綺麗な言葉を遣うなぁとか見た目とギャップがあるなぁとかじゃなく

『謎な人』

というセンセーショナルな印象を受けた記憶が残っています



久我