大学の言語教育の講義で、言葉ってほんとは全部その背景に繊細で現しきれないものが存在していて、人は言葉で意思疎通する動物として、そのまとまり切らない領域をある程度「定義」していると言っていたことを思い出して
格言とか諺ってそういう意味では捉え方を間違えやすくて
自分に都合の良い解釈をしてしまったりするなぁと
今日ふと目にした
「郷に入れば郷に従え」
感情的に反応するものがあって、
その環境に溶け込みなさい、みたいな
自分が抑圧されてしまうような気がする
これを理不尽な状況で苦しんでいる人に強要したら怖い
でも理屈として、置かれた環境で自己中心的になって協調性に欠けてはいけない
という意味で分かる
ただの格言だからそこに反応する必要はないけれど
シンプルだからこそそれだけ解釈の余地が多く、それが人の根幹に関わるものだとしたら、責任があるなぁなんて。