西武ライオンズ観戦記 in 所沢 -10ページ目

西武ライオンズ観戦記 in 所沢

埼玉西武ライオンズの試合を語る場。黄金時代到来への期待を込めてライオンズを応援しています。

西武球団が森慎二二軍投手コーチを一軍投手コーチに配置転換を図り、一軍投手コーチ3人体制で臨むと報道されています。

おそらく中4日特攻ローテで長期離脱に追い込まれた岸を間近に見ていた西武投手陣から苦情があったのでしょう。( ̄ー ̄)

クラッシャー潮崎の中4日特攻ローテは、単に今シーズンBクラスに沈むだけで済むような生易しいものとは限らず、投手陣に故障者が続出して焼け野原になり来シーズンも早くも絶望的となる大きなリスクを抱えることになるのが明らかでしたし、放置すれば投手陣のFA流出やポスティング要求が高まったでしょうから、鈴木本部長が動いたのも当然です。

一応潮崎のメンツを立てて一軍投手コーチ3人体制と言いつつも、実際はおそらく潮崎が投手陣から反旗を翻されたのでしょう。今後は潮崎は単なるお飾りとなって森コーチがチーフコーチになるのが通常の人事感覚ですが、果たしてどうなるでしょうか。

また、一軍と二軍の断絶問題についても、森コーチが一軍ベンチ入りすることで緊密な連携を取るようになることが期待されますし、二軍にまったく無関心でやる気のない田辺に代わって、橋上コーチと連携して登録抹消システムを駆使して若い力を積極的に起用する展開を期待しつつ見守りたいと思います。


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ライオンズが取り組むべき課題②

全体最適と各ポジション別比較優位性を踏まえたチームビジョンを構築し、3年後の優勝と常勝軍団再建を目指す
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ライオンズが優勝を目指すうえで押さえておかなければいけないのは、西武王道野球を継承して黄金期を迎えている最強ソフトバンクと同一リーグにいるということです。

そのため、普通に何年に1度優勝できるかもしれないチームを作った程度では優勝できない可能性が高く、新たな黄金期を構築するかのようなチームビジョンを描き実践していかないと、単年優勝さえ覚束ないということです。

さて、その常勝ライオンズのチームビジョンですが、以前から森をキャッチャーで育てるべきか外野手で育てるべきか意見が分かれていますので、ここでは森を取り上げてチームビジョンを考えてみましょう。

ライト森を推奨する考え方の根底には、森が逆手のアベレージヒッターであることによる限界を考慮せず過大評価する考え、あるいはチーム目標が何年に1度優勝できるかもしれないチーム作りを前提としていることが考えられます。

しかし、これらの考え方はどちらにしてもライオンズを優勝しづらいチームにしてしまうという皮肉に満ちており、常勝軍団再建の足枷になる危険性を大いにはらんでいると見ています。

どういうことか。まず統一球時代の野球では、右投げ左打ちの逆手の打者は右投げ右打ちの順手の打者よりもホームランを量産するのが大変だということは散々このブログで述べてきました。

森は全盛期にはホームラン30本に届くシーズンがあるかもしれませんが、本質的にはミートの天才のアベレージヒッターで、大まかな分類では長打力のアップした強化版栗山タイプと見ていいでしょう。

では、その森が外野手になったとして、チームは常勝軍団になれるのか、また森個人としてはレギュラーになりやすいかという視点で見ていきましょう。

ライオンズが常勝軍団を構築するうえで理想とする外野編成はどういったタイプの選手が必要でしょうか。外野手の理想は秋山幸二に代表される超人的な身体能力で広範囲な守備範囲とレーザービームに単独盗塁に長打力を併せ持つ順手のスーパーアスリートタイプでしょう。

このタイプは少なくとも守備走塁は戦力として計算でき、上手くいけばホームラン40本級の秋山幸二まで期待できるローリスクハイパーリターンなうえに、阪神江越はドラフト3位だったように比較的獲得が容易です。中央では無名の選手のなかに潜んでいる可能性も十分あります。

仮にスーパーアスリートタイプの完成系を秋山幸二、森の完成系を阿部だとしましょう。外野手のレギュラーとしてどちらを欲しいか。私なら迷わず秋山幸二を選びます。

今のライオンズではカルロスが秋山幸二級のポテンシャルを秘めている可能性があります。チームとしてはカルロスや江越のような身体能力に優れた長距離砲タイプを将来のレギュラー外野手として確立していくチーム編成が必要でしょう。

課題①の記事に書いた絶対能力に優れた選手を獲得するということは、外野手ではこのスーパーアスリートタイプがいる年は積極的にドラフトで指名していくということです。

では、センターとライトを秋山翔吾とこの長距離砲スーパーアスリートタイプで占めるとして、それなら森はレフトではどうかという意見もあるでしょう。しかし、来年の西武のドラフト一位は外野手の清宮でいく可能性が高いと見ています。

もし、ライオンズが清宮を獲得できたとすると清宮はレフトとなりますから、そうなると森と清宮でレギュラー争いが勃発することになります。清宮も森と同じく逆手の打者ですが、森はアベレージヒッター寄りなタイプなのに対し清宮は長打力に寄ったタイプとなり、スケールは清宮がやや上ではないかと見ています。

また、清宮を獲得できなかった場合でも、スーパーアスリートタイプの指名は毎年のように続き、絶対能力の優れた高校生投手が外野手に転向していくことも増えていくでしょう。さらにレフトはDH、ファーストに次いで長打力のある外国人を獲得しやすいポジションです。そのため、レフトが必ずしも森である必要はないのです。

つまり、もし森が安易に外野手でレギュラーになろうと考えているとしたら、実は将来的にはレギュラーから弾き出される可能性が低くはないのです。

常勝軍団の再建を目指すライオンズとしては、森が外野ではレギュラーを獲得できないぐらい充実した外野陣を編成する、これがチームのビジョンになってこなければなりません。

今シーズンの打撃不振のように打撃成績が悪化したら森を外野で使う理由がありません。かと言って、ミートの天才森友哉を代打要員にしてしまうのは宝の持ち腐れになります。

外野手としては走攻守の総合力で森をしのぐ選手の獲得は可能ですが、森ほど打撃に才能のあるキャッチャーは滅多に出現しません。キャッチャーなら水準レベルの守備力を身につければ15年ぐらい正捕手は安泰でしょう。

また、チームとしてもスーパーキャッチャー森、レフト清宮、センターとライトに秋山翔吾と長距離砲のスーパーアスリートタイプという布陣になれば、走攻守の総合力でライオンズ黄金期をも上回るチーム編成が実現することになります。

もちろんライバルの他球団の追随を許さない圧倒的な全体最適におけるアドバンテージを獲得することになり、これが実現すれば毎年のように優勝できるチーム編成が実現するでしょう。

田辺は森には打撃しか期待していないので二軍に落としても打撃しかさせませんが、これではまるで自分が監督の間だけ打撃で貢献してくれよという利己的な考え方で、ライオンズの将来ビジョン、そして森個人の将来についてはまったく眼中にないのが明らかです。

長年ライオンズにお世話になっておきながらこうも利己的な考え方のできる田辺は明らかに監督不適格で、即刻退場してもらいたいものです。


その他に触れておかなければいけないのは、サードに日本人長距離砲を育成するべきだという点です。DH、ファースト、サードは守備負担の軽いポジションですので、この3つのポジションに常に長距離砲を置くチーム編成が求められます。

サードにユーテリティプレイヤーを使っているようでは、長距離砲をサードに置く他球団に大きなアドバンテージを与えてしまい、どうしても力負けして優勝が困難になってしまいます。

おかわりくんの体調が年々サード守備に耐えられなくなってきており、若手長距離砲をサードに据えるチーム編成が必要です。

順手の長距離砲としてサードの可能性を考えると山川とカルロスが考えられますが、山川はサード守備のセンスがまるでなく、一軍でサードを守らせられるレベルにありません。また、打撃においても現状ではファームの帝王という評価になり、開きを修正した打撃スタイルの確立にはまだまだ時間がかかるでしょう。

出てくるタイミングとしては、おかわりくんが衰えてDHでホームラン30本を割るタイミングで入れ替わってくれれば十分でしょう。

山川以外だとドラフトで長距離砲のサード候補を狙うことが考えられますが、長距離砲の育成には時間がかかりますし、高校生ではなおさらでしょう。

そうなると、ライオンズが来シーズン育成しながらも優勝を狙うには、カルロスをサードに起用する以外に方策はなさそうです。ライトは大学社会人のスーパーアスリートタイプのドラフト指名と現有メンバーのアベレージ系、俊足系、パワー系を併用して、ライトのポジショントータルでパフォーマンスを高めていく工夫が来シーズンの課題となるでしょう。

残るセンターラインについては、特に守備の要のショートを固定できるかどうかが大きな課題となっています。個人的には永江に期待したいですし、今すぐコンバートすれば大石にも期待したいところです。あとは今年のドラフトで2位枠を使ってでも大型ショートを獲得することが必要でしょう。

ショートは守備力重視で打撃はさほどの成績でなくても許容されます。身体能力が高く、俊足強肩で守備力の高い選手をショートにある程度固定しながら戦うことができれば、投手陣のピッチングの幅が広がり相乗効果も出てきます。


いろいろと見てきましたが、こうしたチームビジョンこそが常勝ライオンズの再建に必要でなないでしょうか。



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