昨日から、新問題研究を読んでいます。
旧版は読んでいたのですが、肝心のところは、すっかり抜け落ちていたので、読んで良かったです。
そして、新問題研究と要件事実入門初級編を合わせて読んでみて、感じたことがあります。
新問題研究は、理由づけも多少ありますが、こうなるという結果・結論が主です。
それは、これまでの司法研修所の考え方の基礎の部分を凝縮したもので重要なものです。
それに対して、要件事実入門初級編は、文章の間に、矢印の後に一回り小さいが太字で、注釈的なものや、参考書でいうなら「ポイント」的なものが入っていて理解が深まる(=学習効果が高まる)工夫がされています。
また、司法研修所の見解では不都合な点や、実務での慣行なども記されています。。
それらは、予備試験においては、どうすべきかが分かるように示されています。
<ここでは司法研修所の説で説明する>など、受験生への配慮もされています。
※さらに、本の構成も、民事訴訟法の知識から始まり、付録として予備試験問題の分析もあります。
受験生の立場で考えると、新問題研究の知識は、要件事実入門初級編でブラッシュアップされるという関係だと思います。
単純に1つの立場の知識を詰め込むだけでなく、反対説・異説と対比することで理解が深まることは、試験勉強、とりわけ論文式の勉強としては定番です!
【結論】 この2冊は、併用し繰り返し読んで、しっかりと内容を理解するべき