両国国技館で行われた決勝戦をＣＳテレ朝チャンネル２にて観戦。
カードはザック・セイバーJrと新世代で春のニュージャパンカップとの連覇がかかる辻陽太との対戦。
試合は技を追いかけるというよりも技の名前を追いかけるのが難しいザックが辻󠄀からギブアップを奪い、ケニー・オメガ以来の外国人選手優勝を飾りました！
新日本プロレスのドル箱シリーズであるＧ１クライマックスのここ数年の決勝戦と比べたら幾分「弱いカード」かもしれませんが私はこれでも良かったと思うし、打撃系や頭から落とすボム系の技でなく関節技でギブアップを奪い優勝したザックには十分な説得力があり、春夏連覇とか新時代なんちゃらでイヤらしいニタリ顔の辻󠄀が勝ってしまったらハッキリ言ってドン引き（苦笑）だったでしょう。新日本プロレスは間違えていないと思いました！
そしてザックは元々プロレスリングNOAHに初来日し、慣れない異国の日本に住んで、少し前に引退発表した小川良成に手解きを受けて今があり、決勝戦の中で小川の技を出したりしていました。私も前はNOAH、全日本プロレス派であの故三沢光晴氏ともタッグを組んでいた小川の渋いプロレスが大好きだったのでＧ１クライマックスで小川との関係を説明してくれたザックに好感を持ちました。
片や辻󠄀陽太。新時代を担う選手として昨年凱旋帰国後に時のIWGPヘビーに挑戦させたり、昨年のＧ１クライマックスにも出場させ、新日本プロレスが彼を「オーバー」させたい感じがミエミエでしたが私はあまり彼から「大物感」を感じられず、若手の中では彼でなく上村優也や階級は違うけど藤田晃生に将来性を感じ、未来を任せられるんじゃないかと思いました。
本来、優勝したザックには来年のイッテンヨン東京ドームでIWGPヘビー級のベルトへの挑戦権を与えられるのですが、ザックは秋の両国国技館でのベルト挑戦を早くも訴えました。私は王者の内藤哲也の前に挑戦者のザックが立ち、そのセコンドのＴＭＤＫの仲間の中に小川良成も居るという風景を期待したいです（笑）！
ザック・セイバーJr選手。Ｇ１クライマックス優勝おめでとうございます！！
