ゴールのないマラソンだったはずでしたがゴールはありました。
我々プロレスファンにとって迎えたくない日が遂に来てしまいました。
元々、引退試合の相手として武藤敬司本人が指名した内藤哲也に負け、更にリング上でサプライズ指名した蝶野正洋(!)にもSTFでギブアップし、引退試合に2連敗なんて離れ業を武藤はやってくれました。志半ばでこの世を去ったかつてのライバル橋本真也のDDTや三沢光晴のエメラルドフロウジョンを見せてくれたのもプロレスファンにはたまらないプレゼントでした。
そして得意技のムーンサルトプレスが出せない位の満身創痍の体でありながらドラゴンスクリューやシャイニングウィザードはしっかり決めてくれました。2連敗しながらも武藤はまた「いい作品」をプロレス史に刻んでくれました。
武藤敬司の思い出はブログ内で全て書く事が出来ませんが化身であるグレート・ムタが魔界に帰り、武藤敬司がリングを下りる以上は武藤敬司の思い出に蓋をしなければいけません!
プロレスはまだまだ続いて行きます。私がお願いしたいのは武藤敬司を忘れさせてくれるプロレスラーが現れてくれる事です!そうです。思い出と勝負しても勝てないんですからね・・・。
武藤敬司よ、お疲れ様でした。そして、有難う御座いました!
ムーンサルトは永遠に・・・。