Deep Paradox Gravity グラビティ 1.35 g
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管釣り(エリアトラウト)をされている方でブラックバスから入られた方は多いと思います。
私も釣りのルーツはバス釣りになります。
ブラックバスのルアーフィッシングは1990年代に爆発的な人気となり、プロを目指すアングラーも増えました。
かく言う私もプロ登録して毎週釣りしてました。
そんな人には懐かしい?お馴染みのブランド
「エバーグリーン」
特に関西では圧倒的な人気だったと思われます。
トーナメントで本当に強かった今江さんを筆頭に下野さん菊元さん盛三さん等毎月Basserの誌面を賑わせてましたね。
そんなメーカーから発売されているロッド「コンバットスティック」、さらにトーナメントに勝つためにバージョンアップした「インスパイア」シリーズ。
当時を知る人は誰もが憧れたロッドかと思います。
私もインスパイアのエアリアル使ってました!
あれにフロロ3lbでダウンショットが定番でした。
あの深緑のブランクは今でも記憶に残ってます。
そんなみんなの憧れエバーグリーンが管釣りの世界に帰って来ました!
その名も「アルチザン コンペティション」
そりゃ使ってみたくなりますよね(笑)
今回のインプレはAATS-61ML/Sになります。
コンバットスティックを彷彿とさせる深緑のブランクは往年のバス釣りファンにはたまらないです。
ML/Sはミディアライトのスローテーパーという表記ですね。
ん?なんか聞いたことあるスペック…
そうロデオクラフト999.9ホワイトウルフ62MLSとなんか似てます。
こちらのモデルが1インチ短いですね。
それ以外の違いは…MLSも使った事あるので比較を含めてインプレしてみたいと思います。
どちらのロッドもシャキッとしていてMLロッドらしい張りがあります。
ガイドもチタンKLガイドのトルザイトリングで口径も同等かと思われます。
グリップも細身の径で小さい手の方も握りやすいのは◎です!
継ぎ目は各モデルで色分けされています。
この61ML/Sは青色のカラーリングとなっています。
では、実釣での差はいかがでしょうか?
あくまでも個人的な感覚ですがアルチザンの方がよりバット側が曲がる気がします。
キャストする時にファーストテーパーのロッドから持ち替えてキャストするとほぼ水面に叩きつけてしまいます(笑)ホワイトウルフの時はそんな風にはなりませんでした。
特に軽めのルアー(1.5g以下)の時は顕著です。ある程度ウエイトのあるルアーを使うと気持ち良くキャストできますね。
私の技術が足りて無いだけの話かとは思いますが購入検討される方はお気をつけてください。
その代わりに魚が掛かってからのバレにくさはアルチザンが上回ります!
特にエステルでのボトム攻略の時にキャッチ率に差が出るように感じました。
ナイロンでのクランクや放流狩りはロッド自体にパワーがあるので強いバイトにも対応し寄せも容易に可能かと思います。
決してオールマイティのロッドではありません。
しかしラインや使用ルアーのセッティングがハマると非常にストロングなタックルとなります。
是非ご自身にマッチした使い方を探してみてはいかがでしょうか?
やっぱりアルチザン=職人なのですね。
ロッドコンセプトの名の通り玄人好みの一本です。