ティモン ちびパニクラDR エリアトラウトルアー クランク
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温故知新。
古きを温めて新しきを知る。
昔の歴史や経緯などを知ることによって、より新しい事へ導いていくという意味みたいです。
中学か高校の時に教わった言葉ですが、なんとなく今でも心に残っている言葉の1つです。
さて、技術の進歩が著しい釣り業界ですがエリアトラウトも然りですね。
軽くて巻き心地が良いリール。
感度が良くて切れないライン。
色々あると思いますが、ロッドも例外なくそうですよね。
でもですよ。
新しければ全てが良い事が当てはまらない事もあります。
ロッドなんてどうでしょう?
「工業製品なので新しいが良いに決まってる」
そうかもしれません。
でもロッドって使い手(人)に合う合わないなんて感覚論が言われたりしませんか?
持った感覚、振った感覚、フッキングした感覚、ランディングする感覚。
その感覚には絶対論は当てはまり難いと考えてます。
今回も前置きが長くなりましたが、紹介するのはロデオクラフトのハイエンドロッド、999.9フォーナインマイスター60L-TRZモデルになります。
ロデオクラフトのエリアトラウト用ロッドは◯◯ウルフを各シリーズで発売していますよね。
その原点となったのがこのフォーナインマイスターシリーズです。
もっと掘り下げると元来のモデルは999.9 60Lと呼ばれる機種で文字通りトルザイトの表記はなく、ガイドはYガイドと呼ばれるガイドシステムにSICリングのモデルでした。
それがガイドを一新して生まれたのがこのモデルなのですね。
グリップ周りはφ25ミリのスリムタイプ。
リールシート部にアワビ貼りの装飾あります。
ブランクスは深緑で光に当たると緑が際立ちます。
ここまでだとキメラと似てますね(笑)
ガイドは先にも触れましたが最新のKLガイドにトルザイトリング仕様。
ガイドは7個ですね。
では実際に使ってみた感想です。
振った感じは素直なレギュラーテーパーです。
スプーンは勿論のことクランク等の巻き全般に好印象です。
そしてミノーもブランクスに適度な張りがあるのでやり易いです。
ボトムはどうなんだろう?って思いましたが意外にも快適でグッと入るバイトをロッド全体で乗せてくれる感じです。
ラインもナイロン、エステルと試しましたがどちらも問題無いですね。
そんななんでもござれなロッドなので、個人的にはエステル0.35でオールマイティに使っていくのがベストかと思います。
何かに尖った特性が無いのが特徴です!
でもこの感覚何かに似てますね。
あ、ダーインスレイヴ61L LTDこれに似てます。
何でも出来る優等生ですが全てが平均点。
ハイエンドのロッドの登竜門として。
ロデオクラフトのウルフシリーズを買うにあたっての羅針盤として。
トーナメントに出る方もバックアップにこんなロッドを1本入れておくと良いのではないのでしょうか?
温故知新。
このロッドを知ってこそ自身の手に合う1本を探しても遠回りでは無いと思います。
お金に余裕があればですけど(笑)