昨日の富山は大雨警報で始まる天気だった。激しく降るとテレビでも何度も繰り返すくらい土砂降りの雨が降っていた。
果たしてこんな日にわざわざ出かけるべきか?しかし、せっかく泊まってまで富山に来たんだから。
レーダー解析をみて強い雨雲はせいぜい8時30分までとみて、出かけることにした。


行く先は高岡にある万葉歴史館。
高岡は万葉集の編纂者であろうと言われている大伴家持が齢20代で現在の県知事にあたる国司として奈良朝廷から派遣された地なのだ。

当時の越中は現在の富山県と石川県の能登地方を併せたエリアで在任中の5年間毎年国の中を巡回したようである。

その国庁が置かれていたところが越中国分寺がある高岡市伏木である。


高岡市は藤子不二夫の出身地として名高い。市内を藤子不二夫キャラが描かれた路面電車が走る。

その市街地から離れた港町である。

今はさびれた港町だが、歴史的にみると奈良時代からの歴史があり、江戸時代には北前船の立ち寄り港町として大いに栄えたようだ。


富山湾はよい港がたくさんあった。

氷見・伏木・新湊・富山港と複数の港で北前船を受け入れ商いを行った。