レンタルで借りてみた

A面→B面という二本だてで語られる恋愛物語

A面というとレコードやカセットテープを連想させる

1986年の静岡が舞台だから
ちょうどぼくらくらいの年齢の人が若かった頃、いわゆる80年代の話だ


あるモテない学生が合コンで一目惚れした彼女(20歳の歯科衛生士 前田敦子)にくびったけになる。

彼女に出会って人生が変わったと喜ぶ。彼女の一言からファッションから車の免許、クリスマスの夜ホテルで過ごすというくらい大きな変わりよう。



B面は
この話の続き…のように語られる(ここに仕掛けがある)

大学を就職し、静岡から東京に出向することに。
遠距離恋愛は続く。が、つい東京彼女と関係を持つ。静岡彼女とは冷めていく。
かわいそうな静岡彼女…
だが、悲しい失恋物語ではない。


映画のキャッチコピーにあるように、どこで騙されたのか、もう一回見直してしまった。



仕掛けはもちろん面白いが、どうも見終わってからがよくない。



何が問題なのか、揺れている自分がいる。


自分の中の何かが
動き出している。
あれしきの映画なのに…。


いや
春だからなのか…。