だじゃれのようなタイトルだが、「一つの花」で有名な児童文学作家の今西祐行が、自著「ヒロシマの歌」についてなぜ歌なのかというと、歌は古来うったえるという言葉が転化したものだと思う、だからヒロシマのことを静かに怒りをこめて訴えたいのだというように言っていた。



長い前置きだが…(汗)
昨晩、この3月いっぱいで定年を迎える先輩のお祝い会を内輪のメンバーでおこなった。気心知れた人達だったこともあり、二次会のカラオケでは12時近くまで歌っていた。


カラオケは行くメンバーによって歌える歌が違ってくる。ましてやうまいわけでもないし、自己主張がうまくできるタイプでもないので会によってはまったくのお客さんになってしまうこともある。


が、昨晩は懐かしい歌を歌った。
ツイスト…燃えろいい女、ひきがね
木綿のハンカチーフなど

歌いながら「あの頃」を思い出したり
歌詞の言葉にはっとしたり…


論理的な100の言葉は説得はするが
人のこころを動かすのは
うったえる気持ちであり、その発露としての「歌」だとあらためて思った。


好きな人に歌で囁かれたら
ころりといってしまうのも道理だ。