大和八木から橿原神宮を経て吉野に行く
橿原神宮から先は単線になり行き違いの列車を待ち合わせることが多い
乗ること1時間で吉野に到着
吉野は桜のふるさと
木材の町である
また飛鳥時代
あの天智天皇の弟だった大海人皇子(おおあまのみこ)が妻を連れて吉野に逃れたじんしんの乱の舞台となった吉野である
駅前を少しぶらついてみても何もなし
土産もの屋で昼ご飯の柿ノ葉ずしとビールを買う
吉野から大阪阿倍野橋までは特急を使う
車内で食事をするのに通勤電車のようなロングシートでは
他のお客さんに申し訳ないから
特急なら気兼ねなく食事もビールもいける
また近鉄の特例区間なんだろう
1時間30分も乗るのに特急料金は500円と安い
柿ノ葉ずしは元来熊野でとれたさばを塩づけにして柿ノ葉で包み、日持ちがするようにした食事のようである
関西はこのような日持ちする寿司が多い
電車は飛鳥へ
万葉のふるさとだ
住宅が立ち並び、現代の町になってしまったが
1200年前には藤原京に天武天皇の妻だった持統天皇が今と変わらない大和三山をみていたことだろう