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昨日は名古屋市白鳥にある名古屋国際会議場で防災の研修会だった

東日本大震災ですっかり有名になったあの群馬大学の某教授の話だった


在校していた釜石のこどもたちは一人も亡くなっていない
という事例を通して防災はどうあるべきかという講演だ


元々防災が専門で首都圏の防災センター長も勤めているという

釜石は津波による度々の被害から成人向きに防災教室を毎年のように開催していたそうだ

だが参加者の顔ぶれは毎年同じ

これでは市民に危機意識は育たないと8年前からは教育に入ったそうだ

大人がだめならこどもたちを育てようと思われたという


当初は現場の先生たちもなかなか受け入れてはくれなかったらしいが少しずつ協力してくれ震災前は先生たち自らが防災の教科書を作るまでになったという


なぜ過去に大きな被害が出ている町なのに危機意識がないかというと
ギネスにも載るほどの世界一の海中堤防を市民一人あたり300万円にあたる巨額な資金を投じて作ったからで
実際、津波の避難訓練にも参加をしない市民の人達が増えていったという

皮肉な話だ


写真は会場です