遅い昼ご飯を
線路の脇の日陰で食べている


電車が好きだからだ

電車を見ていると
颯爽と
あるいは
のんびりと

様々なスタイルで走っているように思う


そして
行き先のある旅をしているのだ


30度を超えている夏の午後

涼やかな風に吹かれている

次々と色鮮やかな衣装をまとい
舞うように
来ては行く電車をみて

心は旅人になっている


地図を眺め


空想の旅が始まる



不思議な感覚だ