音楽家の椎名林檎が、ファッション誌『Lips』(6月23日発売号/マガジンハウス)で“女性の生き方”について語っている。「本来、女性は誰もが変幻自在な存在だと思うんです。自分次第で何者にもなれるはずなのに、社会だったり男性の目線だったり、余計なことに捕らわれて不自由になりがち。それはもったいないと思う」と持論を展開する椎名は、先のことは分からない大変な時代だからこそ「思い切り我が侭に生きて欲しいなと思います」と提言する。  「女性って20代までは大変ですよね」と語る椎名は、「意中の男性とかクライアントとか対象あっての存在という感じがするでしょう。『それやったらモテなくなるよ』みたいな情報に縛られて消耗してしまったり、正直で居られなくなる」。デビュー当時はスカートを履くことを拒否するほど「女性として中途半端に対象物になることへ抵抗していた」という彼女だが、30歳を過ぎる頃から素直に“女性である自分”を楽しめるようになったという。  そんな心境の変化について、「息子を産んだことで、肩の力が抜けたんですよね。もう、自分はどう見られてもかまわないって思えた」と“出産”が大きな転機となったと明かす。「年齢を重ねることを厭う女性も多いらしいけれど、私は嬉しい。実際、30歳を超えてラクになれたから」と、30代を謳歌する。 ここまでORICON STYLE - 06月23日 17:10から引用 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 人にはいろいろな生き方があろう だが言われてみれば 20代は試練の年代だと言える 女性は男性の目を気にしたり 社会的な不公平感に怒りを覚えたり 男性とて 未来に向けて期待をかけられるあまり 場合によっては必要のないストレスを感じる世代やも知れない その余分なストレスに対して 若い世代は エネルギー全開でぶつかって行くものだ だから 時に はちゃめちゃになる 林檎さんは 出産と共にそんな余分なストレスが減ってきたと述懐しているが 「母は強し」 と古来から言われていることの裏付けとなる 生き方の価値観が揺らいでいるときは 揺らぎに対してあわせるから疲れるものである しかし、 これだと一つ決めるモノができてくれば 少しずつ楽になる 男も社会的な経験が 一つの価値観を生み出す だから50にもなれば なんとかなるだろうという楽観論も出てくる これが男の余裕というヤツなのか (笑) 昨今自殺が多いが こういう社会的な経験で得た価値観がいとも簡単に崩れるが故に 生きることに疲れてしまうのである どんな状況になっても 崩れない いはば生きる上での定理のような そんなものがあれば 人は苦しまないのだ 自然科学であったり 社会科学であったり 哲学と言うべきか 宗教と言うべきか