皆さまこんにちは。

暑くなってきました。間も無く梅雨もあけそうで、とにかく湿度がすごいですね。体調いかがでしょうか。熱中症に気をつけましょう!


さて私ごとですが、ある日、私は下を向いて歩いていました。ある時は白い壁を向いて壁をずっと眺めていました。

完全におかしな人です。


周りの人が私を不審な目で見ているのがわかります。足元を見続ける…下を向き続ける…突然歩みを止める…なんでこんなことをしているのかというと。


子どもが突然言い出しました。

 

子ども「アリを飼ってみたい!!」

 

あー、アリさんね。昔アリの巣を掘り返したり、いろいろと悪さをしたことを思い出します。

アリさんよごめんね。子どもって時にすごく残酷なことをすると思います。そのことを思い出して胸が痛くなりました。

 

季節は6月。

まさにアリたちの結婚飛行が行われる時期です。

私はおなじアリの巣で暮らしていた女王ありとオスありが一緒の日に飛んで空中で交尾して…と考えていたのですが、

 

子ども「それは違うよ!別の巣のアリと交尾するんだよ!じゃないと遺伝子的によくないんだよ!」

 

えー!!そうなの。

ネットで調べたところなんとそのようです。でも確かにおなじ巣のアリで良いならわざわざ飛んで交尾する必要もないわけで、いや昆虫が好きだったのにそこを気が付かないとは、昆虫の世界は奥が深いです。子どもの言葉に深く聞き入るのでした。

 

子どもは毎日毎日女王アリを学校で探しているのですが、どうも羽のついたアリしか見つかりません。

羽がついている女王アリはまだ交尾をしていません。飼っていても卵をうむことができないのです。

しまいにはヤフオクで購入も考えました。

しかし我々の悲願としては、やはり自分たちの手で女王アリを見つけたいのです。

 

近所の公園、森、庭園など歩いて歩いて歩くのですが、どうも見つからず途方に暮れていました。

さてそんな折、取引先に私が出向いて帰ろうとしたとき、取引先の人が見送ってくれて、談笑しつつ、ではさて帰ろうと思ったとき、ふと白い壁に黒いものを見つけました。

 

大きいな…?

 

しかし大きいからって女王アリとは限りません。

クロオオアリという大きいアリの種類もいます。ぬか喜んではいけない。

談笑をしつつ黒いものを目で追います。腹部がしましまだな…これはクロオオアリではない…。

クロヤマアリにしては大きい。そして…胸部が発達していて…羽がない!これは交尾済のクロヤマアリの女王アリだぞ!

 

私「今日はどうもアリアリアリアリ!!」

 

取引先「あっ、どうもありがとうございました?」

 

私「アリアリアリアリ!!」

 

取引先「アリアリアリアリ?アリーヴェデルチ?さよならだ?」

 


私「い、いえ、探し物が見つかったので…うおお逃がさん!(迫真)」

 

女王アリ「花壇があった!よし潜ろうかな…」

 

女王アリさんは花壇の土に潜ろうとしています。

いま花壇はポーチュラカが美しく咲き乱れ、ここはクロヤマアリさんの新たな巣に…

 

私「いや〜!!待て待て待って!!もっといい場所がありますゆえ!!潜るのストップ!!」

 

こんなこともあろうかと、私はすき屋で牛丼たまごを持ち帰ったときのたまごの入れ物を常に持ち歩いており、これは昆虫をいれるのに素晴らしく適した透明なケースで、女王アリさんを手厚くしまいました。

 


取引先「…探し物が見つかって良かったデス。大人になっても昆虫は奥深いだから探すといいものあるデスね」

 

取引先の人もどういっていいのかわからない模様で、文法がめちゃくちゃです。

 

そうやって苦労して手に入れたアリを、あらかじめアマゾソで購入していた

「不思議の国のアリのすハウス」という学研の教材に入れようと思いました。

 


子ども「ではお入りくださーい…あっ手が滑った!!」

倒れるコップ。トコトコと出てきてしまった女王アリ!動画を撮ってたのですが、ここら辺でおーちゃんねる動画のようなハプニングが起きてしまいました。

 


もはや大混乱!!


女王アリ「では自由にさせていただくとするか」

 

私たちの家はかなり散らかっており、たとえば本棚の裏に入ろうものなら二度と出れません。本棚も重すぎるので動かすこともできないし、下手したらアリをつぶしてしまうかもしれません。

女王アリは戸棚の奥へと姿を消してしまいました。

我々の血の気が一瞬にして引き、慌てて戸棚をどかしたもののいません。

 

私「あー!!あの苦労が!!帰ってきて〜!!」

 

子ども「アリアリアリアリ…女王アリ…」

 

どこへ行ったのでしょうか。戸棚もどかし、机も動かし、いろいろなものを動かしたもののいません。

子どもは半泣きです。

私も全泣きです。この女王アリのために私は恥も外聞も捨ててアリさんを確保したんだぞぉぉぉぉぉ!!

ワンワン大泣きしどうしようと困っていたら、

 

女王アリ「ただいま〜」

 

なんと向こうからトコトコ歩いて戻ってきたではありませんか。

奇跡、まさに奇跡!!

そうやって不思議の国のアリのすハウスに入っていただきました。

紆余曲折ありましたが、こうして私たちの今年の夏の課題になるであろう、アリの研究は始まったのです。夏の研究は決まりです。頑張ります!