皆さまこんにちは、お元気ですか。
本日は何となく涼しいですね。
最高気温が28度という過ごしやすい気温です。
やはりおひさまが出ないと涼しいんでしょうね。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

私の地元では昨日よりミンミンゼミ、クマゼミ、そしてアブラゼミが鳴き始めました。
一斉に鳴くのは珍しいことです。
ミンミンゼミの声が聞こえますと、夏が来るという実感がします。
セミは羽化しても1週間くらいは鳴けないそうです。なので私が7/6に森で見たセミは、先週くらいからようやく鳴くことができるようになったのだと思います。成虫の期間は短いですが、一生懸命に頑張るセミさん。命の限り夏を謳いあげるのでしょう。

さて、夏がいよいよ来たるこの前の連休に北海道に行っていて、今回その続きです。
北海道の釧路の湿原の奥の奥の方にある宿に泊まっている私たち。今日は森の中でミヤマクワガタを探します。

20時ころに食事が終わりました。

子ども「では早速行こう!温泉の前に仕掛けを仕掛けよう」

今回私が持ってきたのは、ライトトラップセット。
ブラックライトという虫が寄ってくる明かりにクリアファイルを巻き、その下にバケツを取り付け、光に寄ってきた虫がクリアファイルで足を滑らせ、バケツに入るという仕組みです。
20時に仕掛けました。

しかしその直後に雨が降り始めました。雨が降ると昆虫は極端に出てこなくなります。
1時間くらい後に見に行きましたが、当然ミヤマクワガタの影も形もありません…

子ども「むむむ…うう〜、雨のせいで…なんで雨が降るダァー?!」

天気ばかりはどうしようもありません。
先週の7/3の伊豆では水銀灯に群がる昆虫群を観察し、長時間粘っていたら目当てのミヤマクワガタ(大)を奇跡的にゲットすることができたのですが、さすがに今日は無理そうです。雨が降ると私たちが森を歩くのも難しそうです…。

しょんぼりしつつ、私たちは貸し切り家族風呂に入りました。
ここの温泉は素晴らしいの一言に尽きます。北海道いい旅研究室の海豹さんが出している正しい温泉(加水、加温、循環なしで完全かけ流し)ということで特集も組まれているのです。正真正銘の正しい温泉!



お盆まで書いちゃいけないのですが、前にKさんが温泉宿泊して滝に打たれて棒で気合を入れられて次の日の滝行やめたで〇〇万円というものがありましたが、ここは1泊食事をつけてもそんなにはしません。そんなにお金を取って、適正な金額がわからなくなっているというのは恐ろしいですね。

というわけで、家族風呂に家族で入り、キャッキャウフフしていますと、子どもがなにやら突然神妙な顔つきで、何か浮いていると叫びます。確かに…妙にでかい。なんだこれは?
子どもがそれをすくいあげます。すると…

子ども「な…ミヤマクワガタメスをゲット…!」

どうもお風呂の明かりに寄せられて、その後誤って温泉に入ってしまったようです。
これはクワガタにも私たちにも幸運なことでした。
ミヤクワメスは弱ってしまっていましたが、ケースに木くずを入れてあげ、少し休ませたところ、ご飯を食べるまで復活。あのままでしたら間違いなくお亡くなりになっていたような気もするので、とにかく保護できて良かったです。
そんなわけで子どもは大喜びです。
ライトトラップには誰も来ませんでしたが、こうしてミヤマクワガタをゲットできて本当に良かったです。我が子ながらこの子は何かを持っている気がします。

その後早めに寝て、いよいよ最終日。

この日は早く起きて、宿の敷地内にある丘に登り地平線を眺めました。
そこには手作りブランコがあるのですが、ここのブランコをこぐと、地平線に向かって漕ぐように錯覚します。
インフィニティブランコです!
その後はまたミヤマクワガタ探しをします。

子どもはいろいろなところを探します。
色々探してはいるのですが、今度はキャンプ場のステンレス洗い場を探します。

私「いや〜、そんなところにいるはずがないでしょ!!」

子ども「…ミヤマクワガタメスゲット〜!」

なぜそんなところにいるのか?
子どもに聞いてみたところ、近くにある水銀灯の明かりが反射するのがここということで、本当にそんなことあるのかとは思うのですが、確かに洗い場に不時着してひっくり返っていた模様です。
場合によってはカラスなどに狙われる場所であったので、無事に発見できて良かったです。

それをこの宿のオーナーさんに見せに行きました。

子ども「オーナーさん、ミヤマクワガタメスだけど2匹見つけたよ」

オーナー「あらー、すごいわね。そういえばこのセンターハウスは明るいので、この前中に入ってきたクワガタがいてね、弱っていたから保護してあげてるの。今はスイカなど食べて少し元気になったみたいだけど、良ければ持っていく?」

子ども「うひゃー!ぜひ!やった〜!ミヤマクワガタペアでそろえたよ!」

オーナーさんがミヤマクワガタオスをくれたので、オス×1、メス×2をゲットすることになりました。
子どもも大喜びです。
素晴らしい夏の思い出になったのではないかと思います。私も野生のミヤマクワガタをゲットするのは今年初めてのことで、とても嬉しく思いました。

またここは敷地内に古ぼけたカートがあり、敷地内なので子どもも運転ができます。
子どもも初めて持つハンドルの重さ、運転の難しさを体感したようです。

私「運転楽しい?」

子ども「こうやって動くんだね、知らなかった!運転楽しい!」

続く