日本紳士の考察記録
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モン・サン・ミシェルを夢見て

以前からずっと小説を書きたいと思っている。


しかし、自身の文章力のなさ、思ったことを言葉で表す表現力の乏しさを理由にずっと諦めていた。


小説家への道は厳しく、努力と才能に恵まれたごく少数だけが、狭き門よりその城への入場を許される。


そんな世界だ。


そう、かのモン・サン・ミシェルのように。命がけでなくてはいけない場所なのだ。



僕がモン・サン・ミシェルに憧れを抱いたのは高校生の頃。


ふと手にした本に、悠然と聳え死者の山が載っており、そのときに受けた衝撃に誘われ、


大学ではフランス語/フランス文化を専攻するに至った。


そして、時期を見て念願のモン・サン・ミシェルの地に上陸した。


目的は二つ。 一つは自分がその地を踏んだとき、一体何を感じるのか知ること。


そして、二つ目は少々現実的だが論文の作成を手がけるにおいて資料を手に入れること。



膨大な資料を日本語に訳し、モン・サン・ミシェルの歴史に焦点をあて描き出した論文には


僕がモン・サン・ミシェルに感じた印象を交えつつ、編年体でその流れを浮き彫りにしていった。



もう大学を卒業して数年が経った。


しかし、今突然モン・サン・ミシェルを題材に何かを書こうという気持ちになってしまっている。


これは自分にとっての挑戦でもある。


できれば、佐藤賢一の歴史小説のように事実に基づきながらの物語が面白いかもしれない。


こうして、何かに駆られるかのように、昔の人々もかの地に赴いたのだろう。


僕ももう一度、巡礼者となり、その世界を描いてみようと思う。

我が愛しのペトロフ

前々からずっと欲しかったものがようやく手に入った。


それは本物のピアノ。


今まではずっと電子だったが、ようやく音の広がりを感じながら演奏することができることになった。


日曜日にピアノ屋さんを何件か廻り、いいものにめぐり合えた。


「95年製ペトロフ ― バロック」


ヨーロッパのピアノが欲しく、いろいろと探していたが、これというものがずっと見つからず、

もはや諦めかけていたのだが、最後に入ったお店でまさに素晴らしい出会いがあったのだ。


最近宮本笑里のリサイタルを聴きにいって以来、天平、ポリーニなどなど、刺激的な演奏に

毎日のように触れ、自分の中に深く閉ざされていた音楽への情熱が蘇った僕にとっては

多少大きな出費だが、特に問題なく思えた。


途中、ユンディーリーが弾いたことのある、

スタインウェイD274を弾かせてもらうこともでき、世界最高のピアノの音色にうっとりしつづけることも

あった。 実際はこのピアノが欲しかったが、1900万円は正直、手が出るはずもなく・・・。


ただ、ペトロフも一流メーカーだ。


小さなピアノだが、音はまさしくヨーロッパから来ました!といわんばかり、

ピアノ上部があくので、アップライトだが十分に響きを感じられる!!


これから、このピアノが僕のパートナーとなり、音楽生活を共にすることになりそうだ。


とにかく、一生涯の趣味と決めたからには、少しでも高みを目指し、

人を感動させられる演奏を目指したい!!


音楽とは・・・

先週、金曜日に宮本笑里のヴァイオリンリサイタルがあり、僕はそこで衝撃を覚えた。


プロのリサイタルというものは初めてで、正直どんな感じのものなのか、想像もしていなかった。


しかし、いざリサイタルが始まると、そこからはまさに、時間がまるでせせらぎのようにゆるやかに、

そして煌びやかに流れていくのを感じた。


彼女のヴァイオリンは、そこに彼女だけにしか感じない何かを捉えているような印象で、

その「何か」を僕は、演奏のあいだ、ずっと感じながら、その音色に浸った。



音楽とは、それこそさまざまなものがあり、人によってその捉え方には、大きな違いが生まれる。


ただ、時によっては、言葉を交わさなくとも、お互いの気持ちや想いがシンクロすることも

音楽を通じることによって、経験することができる。



今日、「奇跡のシンフォニー」という映画を見た。

音楽を通して、奇跡、いやセレンディピティーとでも呼ぶのだろうか、とにかく

そこには音楽からしか、得られることのできない、偉大なものを垣間見たような気がした。


僕も、慎ましいが、音楽を10年ほどやっている。

実力のほどは正直、全くダメである。 ただ音楽を奏でる楽しみは知っている。


この週末に2つ、また僕の音楽への思いを高めさせてくれる出来事が起こった。


今は、電子ピアノを使っているのだが、これを気に、本当のピアノを購入し、

新しい音楽の扉を開いてみるのもいいかもしれない。


「No Music, No Life」

Tower Recordの謳い文句だが、実に的を得ているではないか・・・。


それだけで人生、ドラマティックに変化してしまうのだから。



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