分譲住宅 | 司法書士渡邉親(ちかし)のブログ

分譲住宅

分譲住宅を開発する方法。

まずハウスメーカ・デベロッパー等は、例えば1000㎡のA土地

と1000㎡のB土地を取得します。

次に、A土地とB土地を合筆します。(2000㎡のC土地になる)。

その後、C土地を200㎡の土地10個に分筆する方法がとられます。


で、通常、ハウスメーカが土地を取得する際には、銀行から融資を受け

ます。

その場合、銀行は、土地に抵当権を設定します。


今日はここでの注意点ですが、ハウスメーカーはAとB土地を同時に

担保に入れなければならないとのことです。

先にA土地を購入し、これに抵当権を設定、次にB土地を購入して、

これに抵当権を追加設定する方法ではだめです。

なぜかというと、A土地とB土地を合筆できなくなるからです。

合筆の要件の一つに、同一(順位番号等も)の抵当権でなければならない

ということがあるからです。

一旦抹消すればいいのですが・・・

今日は、土地の決済がずれた場合の注意点でした。