サインバルタからゾロフトへ,そして増量 | 「双極性障害Ⅱ型」(躁鬱病)&「うつ病」と向き合う小生日記

「双極性障害Ⅱ型」(躁鬱病)&「うつ病」と向き合う小生日記

「双極性性障害」(躁鬱病)&「うつ病」で今回3度目の休職。
もう失敗は許されない。病完治に向けて日々の思いを書き綴ります。
多くの方ともコミュニケーションや情報交換をと思っていますので,よろしくお願いします。
2010年6月20日

本日で21回目の受診,数えるのも面倒ですね。

相変わらずうつ傾向。
主治医もさすがにこんなにうつ状態が長引くとは思ってなかったらしく,とうとうラミクタールが処方Max。

今回は3つのコトを聞いてきました
・うつ症状が以前に比べひどいのはなぜか?
・今すべきことは何か?
・入院のメリット

うつの症状については繰り返せば繰り返せばひどくなるとのこと。普通の答えですね。
では今まではうつだけだったのに躁鬱になったのはなぜかと聞くと。

うつ病の15%程度はうつを繰り返すたびに躁病相を呈する

とのことらしい。不運にも私はその15%に入ってしまったようだ。
100人に5人うつの人がいて15%の人が躁鬱。
計算すると100人に0.75人。Wikiの0.2%と一致しないが,極めて低い有病率には変わりない。
落ち込んでても仕方ないので次の質問。

今すべきことはない,じっと回復を待つこと。一時的に元気になったとしても借り物の元気なのでいたずらに体力を消費してはならない。

少し元気になったせいもあるが,何もしないことほどストレスが溜まることはない。
せいぜい読書や美術館巡り,映画くらいにとどめておいた方が良さそうだ。
そろそろ本気で病気を治したいと思ってきたところだし。これについてはまたアメンバ日記に書きます。

最後に入院のメリット
・色々な薬が試せる
・常時身体症状を観察できる
・集団行動になれることができ規則正しい生活ができる
・世俗から離れて治療に専念できる

色々な薬といってもリーマス,ラミクタールが治療の柱となっているので魅力を感じない。
入院という縛りも嫌だし集団行動なんてしたくない。
これ以上世俗から離れたら社会復帰さえ危うい。
なによりメシがまずい!

入院に比べ今の私に足りないのは規則正しい生活。
ここ3週間病院行くこと以外ベットに伏しっぱなし。

このあたりで規則正しい生活を手に入れるために薬の変更を嘆願。
朝眠くて,夕方から身体が動きだすというのが最近の症状。

Drは
「典型的なうつだねえ。」
と言っていたが,見逃せない点がある。
3週間前からサインバルタが朝処方されているのだ。
以前処方された時はそれなりに効いていたが,結局三環系のノリトレンでなければ乗り切れなかったという苦い経験と朝から夕方まで続く眠気の副作用もサインバルタのせいと見て間違いない。

とにかくサインバルタから他の薬に変えたい一心でネットで色々検索した。

レクサプロとゾロフトで迷っていたから。

真のSSRIを選ぶならレクサプロになる。ランセットレポートでも堂々の1位でしたし。
副作用の少なさも考えたらレクサプロに軍配が上がるでしょう。
ちなみにゾロフトは2位です。

でも私はゾロフトを選択しました。
なぜならSDRI(セロトニン・ドーパミン・リアップテイクインヒビター)っぽい効能を持っているからです。

SSRI,SNRI(ウェルブトリンを除く)でドパミン活性に働く薬はないからです。

たしかにノルアドレナリンを増やすのも効果的なんでしょうが,うつが長期化している今こそドパミン拮抗作用を持つゾロフトを選んだのです。

Dr
「ゾロフトはサインバルタより弱い薬だから効果なかったらサインバルタに戻すからね。」
と言われましたが…
その効果は3週間くらい経ってみないとわからないですが,ゾロフトに一縷の望みをかけてみようと思います。

・副作用の眠気はサインバルタより少ない。
・抗コリン作用がない。
・SNRIに比べて薬理的に躁転しにくい。
・体重減少の副作用がある。(抗精神薬はおおむね副作用で太るので都合がイイ)
個人的に先入観が非常にいい薬なので,プラセボ効果も期待できるかもしれません。

サインバルタも先入観がよかったのですが結果が…

デプロメールで7年前にデビューしたSSRI。
あの時は悪夢でしたが,だいぶ薬漬けにされている今なら十分吐き気等の副作用に耐えれる気がします。

相棒はサインバルタからゾロフトへ,気持ちを一新して回復を目指します。