東日本大震災と絵本 | ライオン*ダイアリー

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エイキミナコの日常とお知らせを投稿していきます。

東日本大震災から今日で10年たちました。
震災のニュースが所々で目や耳に入ります。
被害にあわれた方のお話を聞いていると胸が苦しくなります。
大切な故郷に帰れないのは、家族や友人が災害でいなくなるのは計り知れない辛さです。
被害にあわれた方の心が少しずつでも癒され、二度とこのような出来事が起こりませんように…。
そして、更なる復興を願っております。

10年前、絵本「しんちゃんのランドセル」の 制作にあたり、取材で伺った宮城県南三陸町の保育所の先生からお聞きした、震災が起こった時に避難のため子ども達と登った裏山を実際に拝見させていただきました。
こんなに草や木々が生い茂っている険しい山を子供たちの小さな足で、寒さと恐怖の中で必死に登ったなんて…と言葉を失いました。

「しんちゃんのランドセル」は"災害を風化させてほしくない"、"親から子へ、子から子へ受け継いで欲しい"と思いを込めて制作された絵本です。

新潟の小学校の授業などでお邪魔させていただく時、「この絵本知ってる人ー?」と聞くとほとんどの子供たちが知ってくれている、しんちゃんのランドセル 。
姪が、「小学校で人気でボロボロなんだよ!」って教えてくれるしんちゃんのランドセル 。

そんな話を聞くと、しんちゃんのランドセル が小さな子供たちにも震災があった事を伝え続けてくれているんだと嬉しくなります。

現在は在庫がなく手に入りにくい絵本ですが、YouTubeの日本赤十字社のチャンネルで絵本動画がご覧いただけます。
アナウンサーの伊勢みずほさんの優しく心のこもった読み聞かせに合わせて、絵本の挿絵が動きます。

https://youtu.be/0RP2JlbYRvw

これからも「しんちゃんのランドセル 」がたくさんの方に読んでもらえますように…。
震災が風化せずにずっと伝えられていきますように…。