沈む花
それでも美しく、儚い

哀は目に映らない


伝える術もなく言葉もない



次第に枯れゆく花びらに
注がれるのは醜い視線


誰も気付かず
誰も悲しまない


一人落ち逝くその花は

一人悲しく沈むだけ






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近づく足音

消えゆく足跡


それが重なるその時に



終わりは近付く、この2人に


花は2人を祝わずに

軌跡は2人を道連れに





犠牲になるのは淡い恋


乙女心に花、笑う



流した涙は雨となり

色づく花を散らせ逝く





悲しい復讐

嘲笑い、花は崩れる




軌跡となったあの人も

花と一緒に消え去った



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香る七色
雫こぼれて
一つ、水溜まり

しなる腕が絡みつく
白く輝く底の上

ここは楽園

アダムとイヴが始まり、終わった

一時は永遠で
永遠に包まれ闇黒に堕ちる

堕ちた先は現実だけ


堕ちたくない包まれていたい
包まれたくない堕ちたい

羽根もげられ悪になる

悪になったその姿にも
魅力、妖しく、鈍く光る


これが楽園
アダムとイブはこうして終わったのかもしれない




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