お昼寝気分
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2007/05/06

夏休みになった。彼と付き合うことになって1ヶ月後のことだった。
巷はこの休みのうちに何をしようかと、一つの発明品をこしらえるようなほどの興奮で計画をたてていた。
もちろん私も彼と過ごす楽しい夏休みを期待して、だけど沢山遊ぼうなんてやはり言えなくて、暇があったら遊んでくれたらいいよってクールぶってた。
『『今度いつ暇?』』
休みに入って二週間経ってもなんの連絡のない彼にメールをした。
『『またメールちょうだいね』』
一週間返事はこなかった。

大好きな歌手の歌の着信がなる。
すぐに彼だと分かり、誰も取ったりはしない携帯を素早く握り締めた。
「「あんま暇じゃないから。8月になるかな」」
素っ気ない返事だった。
『『そっかぁ』』
私も仕返しと言わんばかりに素っ気ない返事を送る。
だけれど3時後、それは莫大な後悔と嫌悪感に変わった。
続けようがないのか返しにくいのか、それともまた一週間なのかは分からない。
ただいえるのは今日彼からの返事はもう望めないということだった。
やっと、久しぶりに連絡が取れたのに、この二言だけだなんて。
あの着信音、毎日待っていたのに。
慌てて相手の気を引くメールを送る。
『『どうして一週間も連絡くれなかったの?』』
送信し終えた画面を見つめ、ため息と共に先ほどの内容が彼の気に触らないかと心配になった。
だが返事は割と早く返ってきた。
彼と知らせる着信がなる。
「「忙しいからなぁ」」
その一言だった。
ねぇそれって、友達と遊ぶのが?バイトが?勉強が?他の女の子?
この際もうどれでもいいけど、私が入り込む隙間はこれっぽっちもないと言うことはわかった。
『『ガーン…じゃぁ仕方ないよねぇ。頑張ってね!』』

「「ありがとう。また予定空いたら連絡する。」」
…なんて送ってくれれば私の巨大な悩みは少し軽くなったのに。
案の定、返事はなかった。

2007/05/06

どうしていつもそうなの?
嫌、不安だよ。
つらいよ…切ないよ…
『DVD借りてきたよ!見よ』
『ちょっと…今日はしない約束だよ?』
『いや…』



『嘘つき………』

しないって言ったよね。約束したよね。
泣いても止めてくれない彼。
―高校の時はやりたいもんだよ―
―それしか愛情表現しらないんじゃない?―
―大丈夫だって!きっと好きだよ―

違う…。
「好き。」って
あなたから聞きたいの。
相談や助言なんか必要ない。

一度も聞いたことない。
その冷たい唇が私への甘い愛の言葉を発することは
一生見れないんだね。

「怒ってる?」
服を着ながら彼はそう言った。
『怒ってないよ…』
私も衣服を直しながら答えた。
当然、親から叱られてすねた子供のように。
「じゃぁおくるわ」
「…。」
私と付き合ってること、親には内緒だもんね。
二階に持って上がったミュールを片手に、階段を彼の家族に気づかれないように降りる。
『私のこと紹介したくないのかな?』
なんて笑って聞けたらどんなに可愛いだろう。
言えずにただ不機嫌なフリをして
まるで彼に嫌われたいみたいだ。
「ちょっとコンビニ行ってくる」
親と話す声が聞こえた。
ドアから出てきた彼は私に手で合図する。
―出て。
素直に頷く。
もう慣れたよ、二人でいることを一人かのようにやり遂げるいつものパターンは。
でもいつか紹介してくれるって信じてる。
きっと、私が知らない家族の集まる部屋にも入れてくれる日がくるんだと。
あなたの彼女だと挨拶出来る瞬間を。

「はい」
彼の家から最寄りのバス停で下ろしてもらった。
途中、何度も「怒ってない?」って聞いてきた。
彼の背中に顔をくっつけて怒ってないと精一杯甘えた。
「じゃ」
片手をあげて軽くヒラヒラと私に振った。笑顔は見えない。
すぐにぐるりと背中を向けた。
寒く鋭い風がふき、しっとりと暗い冬の闇に彼は消えた。
一度も振り返りはしない。

おくってくれてありがとう。
でもせめて、バスが来るまで一緒にいてくれても…いいんじゃない。

2007/05/04

付き合ってた時、結�=?'!9$J$H$39T$C$?$h$M!#
映画・カラオケ・食事・ゲーセン。
出るお金はいつも同じ財布からだった。

『『最近私がおごってばっかなんだよねぇ。自分のこと本当に好きなのかなぁ?』』
「「そういう男はダメだぞー!利用される女だけにはなるなよな!!まじ心配^^;」」
『『うん(笑)ありがとう!まぁ利用されてるとしてもそのうち私のこと本気で好きになるくらいにしてやるんだから(笑)』』
人に自分のことを相談するのが苦手な私が、唯一相談してる啓ちゃん。
性別こそ違うけど考え方が似てるからよく話し合いをする。大好きな友達。
この時のメールだって自信満々に本気にさせるとか、よく言ったもんだ。
そんな啓ちゃんにだって言えなかったことはあった。

「キスする?」
入っただけのカラオケボックス。
予約されていない機械からは永遠と様々な宣伝が流れていた。
『ふふ』
素直にうんと言えないで、目をそらして首を傾げて笑った。
彼が私の座ってるソファーに近付いてきた。
二人が並ぶ、ソファーは深く沈んだ。
唇と唇が触れたと思うとヌルッと暖かい舌を絡ませる。
濃厚なキスを味わう度、うるさい密室の部屋に鋭い音が響き渡る。
すぐに彼の大きな手は私のスカートに伸びた。
以前に数名の人と付き合ってきたしヤルのにはさほど抵抗はない。
だけれど、今日は彼と私の初デート。
いきなりの事に少なからず驚いた。
『えっ…』
「俺初めてだから教えてよ?」
『…私も慣れてないよ』
嫌われたくない。拒んではダメだと思った。
承諾したと見た彼はさらに手を進め、私の中に手を入れた。
ぎこちない手の動きが少し痛く、嬉しかった。
それと同時に二年先まで引きずる問題を私は初めてのデートで分かってしまった。
――体目的なのだろうか――
まさかね…大丈夫。
頑丈に鎖で不安をしまい込んだ。
後は、ただただ彼の手に感情を預けた。