浦島凛生でございます | 凛生 オフィシャルブログ 「Never too late」 Powered by Ameba

浦島凛生でございます

お久しぶりの凛生でございます。

 

6月に脳の髄液が漏れ出してからというものの

結局、昨年末まで半年以上も寝たきり生活が続いておりました。

 

2つ前のblogに書きましたが、回復したと思ったのは束の間で

止まっては流れ止まっては又流れ、一向に止まらない髄液、、、、

頭を動かすと頭痛に目眩に吐き気でトイレまでも這っていく始末

とにかく頭を動かさずに寝ているしかない

文字を読むにも目が回るから読書もできず

ましてや携帯やPCもサワレナイ

次第に心も蝕まれ、鬱々とした半年でした。

 

ようやくまともに歩けるようになったと思った矢先

それまで私を抱えて病院に連れて行ってくれていた両親に

揃って癌が見つかりました。

それからというものの、めまぐるしいスピードで引越しやら実家の修理やら

同時進行で両親の介護生活が始まりました。

まだ介護をされていると思いたくない両親には酷だけど

今度は私が守っていかなくちゃ。

入れ替わり立ち替わりで入退院を繰り返してきましたが

ようやく外来での抗がん剤治療に切り替わり

病院への付き添い日数も減って落ち着いてきました。

両親共に二度目の癌。

本当に癌家系なのだった。

何も仲良く同時に癌にならなくてもええんでない?

と、何度笑ったことか(笑)

もう笑うしかないのである。

 

私も入院できなかったけれど

コロナには散々振り回されました。

母は手術予定だった病院が2件も続けてクラスターが発生して入院中止。とか

父の肺は完全に壊れているので、今コロナなんてかかった日には一発アウト。

父も母も私も三人揃って免疫力や白血球が落ちているので恐怖しかないのである。

ワクチンはいつになったら接種できるのだろう

医療従事者だって接種できていない人ばかりという状況で

高齢者はいつになる?

高齢者の介護をする私たち家族だって早くしてほしい。。。

たまに外に出ると、まるで他人事のようにコロナ対策に無関心な人をたくさん目にしますが

なんともやり切れない悲しい気持ちになります。

命を脅かされている人がたくさんいるんだということを、少しでいいから想像してみてほしいです。

 

そんなこんなでずっとお休みしていたSNS

久しぶりに色々と見出してみたら

あの子は結婚してたし、あの人は離婚してるし、あの子は引っ越してるし、etc....

まるで浦島太郎になったかのような時の流れの速さ

私が寝てる間に何があったーーー!と何度叫んだことか(笑)

そりゃそうよね、気が付いたら夏が終わり、秋なんてすっ飛ばして冬になっていた一年でした。

 

まだまだ完全復活ではないので

身体を労わりながら日々を乗り越えていくのでいっぱいいっぱいなのが正直なところ

それでも、そろそろblogを書いてみようと思えたのは

ファンの方からのメッセージでした。

「いつまでも待ってます」という一言にどれだけ救われたことか。。。

療養期間が長引けば長引くほど、社会から取り残されたような悲観的な気持ちになってしまう。

もはや職業歌手とか言えないレベル。

それでも、一人でも待っていてくれる人がいるならば

又ステージに戻ろう、と

そういつも思わせてくれるのはファンの方々の存在です。

本当に感謝してもしきれません。

 

 

先日、伍代夏子さんが私と同じ発声障害を公にされました。

このことも私にとっては励みになりました。

声を出したくても、思うように出ない苦しみはなった人でないとわかりません。

でもそれは当然のこと。

伍代さんには、杉良太郎さんというパートナーが一番の理解者になってくれたことが大きいと思います。

正直、ちょっと羨ましいな、と。(笑)

私には病気を理解してくれる人がそばにいなかったから、病名がはっきりするまでの10年は地獄でした。

伍代さんが病気のことを公にしてくださったことで、世間の病気への理解が広まり

これまで公にできなかった歌い手さんや、

一番は、病名を突き止められず苦しまれている方々にとって光が差し込んでくれたらいいなと思うのです。

 

先日知り合った方から面白いことを見透かされました。

脳が疲れているんだね、って。

そうなのー!発声障害にしろ底髄圧症にしろ「脳」の病気。

脳からの伝達がうまくいってないのよね。

つくづく思う

頭って大事だよなーーーーーーーー

 

しばらくの間、ジェットコースターには乗れません。

 

 

そうそう、髪の毛をバッサリ切りました。

多分十代以来のショートボブで楽チン!

ちょっとシルバーカラーを入れてもらったり。。。ふふふ

自撮りはやっぱり苦手なので、もう少し調子が良くなったらどこかに、ということで。

 

 

ケ・セラ・セラ