岩女からメリークリスマス
お見舞いメールと共に数々の「メリークリスマス」
そうか、クリスマスか、と気付いた今年のクリスマス
チキン食べたいなー
ケーキもいいなー
消え失せた食欲がほんの少しだけわいた
術後、麻酔が切れた途端から激痛に悶え
血の塊を吐き続け
寝るたびにマスクは真っ赤に染まり
枕も血だらけ
顔は岩のように腫れ上がり
鏡を見るたびにギョッとしている
麻酔は効きやすいが鎮痛剤が効きにくいこのカラダ
痛みには慣れていたが
歯の痛みってやつはどうにもならないんだな
手術は静脈麻酔のお陰でほぼ眠れたので
あっという間に終わった(ように感じた)
医師が、寝れてよかったねー、と
麻酔をしていたとしても
顎の骨を削るあたりで大抵の人は絶叫するらしい
全身麻酔でなく静脈麻酔を選択する人自体も少ないらしいので
痛みにタフなの?と
手術当日も何度も医師から聞かれた
片方やって終わったら声をかけるから
やっぱり無理だったらそこで止めるからね
とも念押ししてくれた
普通は左右同時には手術しない
という説明も今になって納得する
それだけの手術ってことで
確かに、どっちも痛いということはこんなにも酷いものなのだ
口が開きにくいので
小さなスプーンやストローでポタージュスープを飲むのが精一杯
飲むゼリーも喉を通らない
親知らずの抜歯なんて大したことない、と
私も思っておりました
いやいや、
大学病院に送られるということは
それだけ難しい手術となり医師の技術も必要となるのだと
初めて知りました
親知らず
まったくもってあなどっちゃあいけません
私のように歯医者にあまり行っていない人に
声を大にして言っています
歯医者に行って!
放っておけばおくほど
小事は大事になり
痛い思いをするのである
これは体のどこの箇所も同じ
私のように色々とマメに病院に行っている人間ほど長生きするんだよな
(あんまり長生きしたいとは思わないけど)
病院にあまり行かない人の方が危険なのよ
今日は大家さんが重湯を作ってくれた
卵の黄身だけ入れて食べてね、と卵と炊飯器が届く
少しずついただきました
噛まなくて良いほどトロトロだったので
飲みました
身体が弱っている時ほど愛情に泣けてきます
大家さんありがとう
顔面腫れた岩女から
これを読んでくれている人たちへ
メリークリスマス!!
素敵なクリスマスであることを願います