古希を過ぎたスマホデビュー
父の携帯が壊れ
スマホデビューをさせようとしたら
丸二日かかった
初日は上の弟が携帯ショップへ付き添い
5時間も待った挙げ句に変更できず
昨日は私が付き添い3時間待ち
これまた待った挙げ句に
さあ、ようやく契約だ!
というところで、店長さんが価格を勘違いしていて振り出しへ
結局、隣町の携帯ショップへ問い合わせたら
最初に決めていた携帯の在庫があったので移動
そこから更に3時間後
ようやく
古希の父が人生で初めてのスマホデビュー
一括総額¥648なんていうスマホがあるだなんて驚きだ
simple is best
あれもこれも難しいことはできなくて良いので
高価格のスマホはむしろいらない
父にはこれで十分だ
何万もするスマホが契約できなくて結果オーライとなった
二日も費やした最寄りのショップには二度と行かないことは確定
最後に駆け込んだ隣町の小さなショップは
説明も丁寧で優しい
店を、客を回す、ということだけに注視していない
対応が良かった店員には花を渡すその携帯ショップ
最後の店舗の担当の方に父が渡したことも頷けた
大きなショップが良いってことでもなく
やはり人で
この人から買いたいと思えるかどうか
最初のショップで長い時間待ちながら
高齢のお客さんを何人も入口で帰していたのを見て
なんか嫌だなと思っていたのは正しい直感だった
誰もが簡単に携帯を扱えるわけではない
ガラケーだろうとスマホだろうと
高齢の方は使い方がわからなくて自分で調べられるわけがない
わからないからショップに行く
歩くのがしんどくても
えっちらおっちら行くのだ
そして、敬語の使い方も知らないような店員に偉そうに扱われたらどう思うか?
それでもみんながみんな怒れるわけではない
謙虚に丁寧に
高齢者は敬うべし