愛ちゃん
福原愛ちゃんを追った24年間の番組
国民的アスリートというか
国民的な 愛ちゃん
姉のような心で喜んでしまうのは私だけじゃないはず
泣き虫愛ちゃんがプロアスリートとなり
幸せな一人の奥さまとなり
愛ちゃんという一人の会った事もない女性の人生に国民が感動をする
それは、
4歳のときに
広い会場の中から
一番小さな誰も知らない女の子にカメラを向けたディレクターがいて
テレビというものが愛ちゃんを知らしめたからこそだ
メディアに追いかけ続けられる卓球人生は
息苦しいときもあっただろうし
他の選手よりも重圧は大きかっただろうに
小さな女の子はそんなものに負けなかったし
ずっと横にいたクルーを
きっと家族のように思い、感謝してきたのだろうな、と思った
愛ちゃんがいたからこそ
日本の卓球は復活した
この功績は計り知れない
12歳の愛ちゃんが堂々と言っていた
自信は持ちすぎてもダメ
なかなか持てないものが自信だけど
持ちすぎてもダメだと言い切れるのはすごい
持ち過ぎれば慢心に繋がり
自身をダメにする
スポットを当て続けられてきたからこそ
知っていたのだろうし
それを子供の時に気付いていたからこそ
もっと強くなって
謙虚さを忘れない、人から愛される人となったのだろう
試合後に
勝者は取材陣に囲まれ
敗者がその後ろを通るというミックスゾーン
愛ちゃんは取材を受けながらも
そっと、負かした相手に道を譲っていた
こういうところ
こういう気持ちが愛ちゃんらしい
世代交代を迎え
これまで愛ちゃんの周りを囲んでいた取材陣たちは
若手選手を囲む
その後ろを
誰にも気付かれないまま通り過ぎていく愛ちゃん
自分を重ね見て
唇を噛んだ
スカイツリーのシルエットが浮かんで
私は本当にまだまだだなと思った
愛ちゃんは常に
前を向いている
練習をやめたくなくて
お母さんやめないで!
と泣きじゃくる小さな女の子
あの頃から愛ちゃんは
決してあきらめない
あっぱれな強さと努力をし続けてきたからこそ
幸せをつかみとった
愛ちゃんが旦那さまに向ける愛らしく女性らしい表情と
旦那さまが愛おしそうに愛ちゃんを見つめる瞳に
感動し続けた昨夜でした
心からの祝福を
そして心からの感謝を愛ちゃんに