おしん横綱 | 凛生 オフィシャルブログ 「Never too late」 Powered by Ameba

おしん横綱

鳴戸親方の突然の訃報

相撲をよく知らない私もショックなニュースだった




幼い頃

祖母と相撲を観る時間が好きだった

相撲は特に好きじゃないけど

祖母が嬉しそうに相撲を応援している姿を観るのが好きだった



でも千代の富士は好きだった

体から顔から とってもかっこよかったし

とにかく強くて ヒーローだった



その千代の富士が唯一全勝中に負けたのが

元横綱隆の里である鳴戸親方だ

隆の里は「おしん横綱」と呼ばれていた

糖尿病と闘いながら

耐えて耐えて努力しての横綱昇進だった




伝説の勝負 当時私は5歳

微かな記憶の糸をたぐりよせていく

そうだ

祖母とテレビの前に並んで座って

珍しく興奮して大きな声を出す祖母を見ながら笑っていた





初めて

”座布団の舞”を観た日になった



なんでみんな座布団を投げるの?嬉しいから?

って確か祖母に聞いた



一番強い横綱を格下の力士が倒すと座布団が舞うって初めて知った



新横綱が、負けを知らない横綱を倒したすごい一番だった





週刊誌に叩かれている渦中に…

なんていう英雄の最期なんだ… 悔しいね

躾と暴力の垣根はどこだと言うんだろう

行き過ぎた暴力は絶対にいけない

でも躾はあってしかるべきだと私は思う

特に、日本の伝統スポーツである相撲は

強い力士=強い人間 を育てる世界なのだから






昔は普通に学校の先生にも殴られていた(のを見た)

でもそんなんで学校にクレームをつける親なんていなかった

いけないことをして、ごめんなさいと言えなくて

ゲンコツくらうのは当然だと

親も 私たち子供も思っていた

親は学校の先生を敬っていた



今、何か違うことが起きていたりするじゃない?

首を傾げちゃうようなことばかり







今、まさに必要な相撲界の教育者を失ったのじゃないかと思う

国技なだけに日本人としてほんとに悔しい






鳴戸親方のご冥福を心よりお祈り致します