TV放送の始まり | 凛生 オフィシャルブログ 「Never too late」 Powered by Ameba

TV放送の始まり

最近ある大女優さんの著書にハマっています。
あのベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」を大人になってからもう一度読み返そう、と
読み始めたのをきっかけに、
次々と。。。



黒柳徹子さん
「徹子の部屋」くらいしかご存知ない方も多いかもしれないけど、
NHK専属俳優の第一期生でいらっしゃいます。
ようは、NHKでTV放送が始まる時に、専属俳優を募集して
オーディションを勝ち抜いた女優さんのお一人なんです。
(正確には、NHKはそのもっと前からラジオ放送をやっているから、NHK専属俳優でいうと
正しくは5期生となります)


この「トットチャンネル」には
厳しいオーディションに応募する模様から、
女優さんとして活動し出したまだ売れない頃、
又、TV放送の舞台裏が面白おかしく書いてあるの。

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黒柳さんは元々女優になりたかったわけじゃなく、
NHKでお稽古してもらったら、
そのうちお母さんになった時、子供に上手に本を読んで聞かせてあげられるだろう、
という理由で応募したというのだから、人生なんてわからないものです。
今の時代のように、女性が何でもやりたい事に挑戦できるような時代でもないし、
結婚して家庭に入って、くらいしか将来のことを考えていなかった、と。

TV放送が始まったばかりの頃は、勿論収録なんて技術はまだ無いから、
全て生放送で、
ドラマのシーンも生放送で繋げるから
スタジオ中を走りながら、後ろから衣装さんが追いかけて後ろから服を脱がして
早着替えしていく、とか。
放送中に舞台装置が壊れるのも日常茶飯事で
何かつじつまが合わないアクシデントが起こると
「終わり」の紙をカメラにくっつけてそのまま放送終了時間がくるまで待つ、とかね(笑)
今では「えー!!??」と驚くような出来事ばかり。

とにかく面白い!
評論家やなんかが書いた本じゃないから
TVの歴史を知るにはもってこいの本なのに読みやすいし、
あ、こんなことで人生ってひっくり返っていくんだー、
っていうこととかね。


人生の目標が持てない、という弟分のM君にも是非読んでほしい一冊です。