ブートローダーについて(GRUB編) | Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ

ブートローダーについて(GRUB編)

GRUBは、現在多くのディストリビューションでLILOにかわって広く普及している
ブートローダーです。

LILOとはカーネルカーネルの位置情報の特定方法が大きく異なります。

LILOでは、/etc/lilo.conf内の記述から、カーネルの位置情報をディスク上のブロックとして
認識する方式を採用しています。

一方のGRUBではファイルシステムを認識した上で、カーネルの位置情報を認識する方式を
採用しています。


GRUUBのブートの流れは以下の通りです。
$LPIC対策講座 - レベル1、レベル2、レベル3 -


GRUBの設定ファイル
/boot/grub/grub.conf

あるいは、

/boot/grub/menu.lst

※ディストリビューションによって異なります。



■主な設定項目
$LPIC対策講座 - レベル1、レベル2、レベル3 -


■/boot/grub/grub.confの設定例
$LPIC対策講座 - レベル1、レベル2、レベル3 -



※GRUBをインストールする場合、「grub-install」コマンドを実行します。


例)
# grub-install /dev/hda

これは、/dev/hdaのマスターブートレコード領域にGRUBをインストールする例です。