Linux初心者の入門と基礎「メモリ管理(2)」 | Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ

Linux初心者の入門と基礎「メモリ管理(2)」

こんにちは!!
Linux大学学長のりなっくまです。

本日の講義をはじめていきます!!
テーマは「メモリ管理(2)」です。

■仮想アドレス空間

仮想アドレス空間とは、カーネルとユーザーアプリケーションが使用する
仮想的なメモリ管理のことです。
仮想アドレス空間は、ユーザーアプリケーションが使用する「ユーザー空間」
とカーネルの動作に必要な「カーネル空間」に分けられます。
カーネルは、この仮想アドレス空間をプロセスごとに割り当てます。

仮想アドエス空間の大きさは、CPUアーキテクチャごとに異なります。
IA-32アーキテクチャの場合、仮想アドレス空間の大きさは4Gバイトで、
そのうち3Gバイトがユーザー空間、1Gバイトがカーネル空間となります。

これらの仮想的なメモリ管理の大きさは、システムに搭載された物理メモリの容量
とは関係なく固定です。