最近時間の感覚がおかしい。



何故1日は普通に過ぎ

1週間はこれほどまでに長いのか。



ここの所1週間前のことは、まるで1ヶ月前のことのよう。



「時間が止まったようなところ」があると大切な人が教えてくれた。



そこへ行きたい。



自分にとっての「時間が止まったようなところ」も見付けたい。



しばらくそこに居たい。

肌寒い日がなかなか離れなかった4月から

ページをめくったかのように初夏の入り口に移り変わった。


この急激な変化に戸惑いを感じる、


外を歩けばこの季節を待ちわびていた花々が目に入る。

空気に混じっている香りも飛んでくる。


春は過ぎた。


前に進まなければ。


わかってはいるけれど、春を想う気持ちが残る。


新緑がぐんぐんと成長している。


そのチカラを少しだけ欲しい。

覚えている限り昔から、雨の日は気分が滅入っていた。



春は晴れ間が三日と続かず、ここの所ひんやりとした雨がよく降る。

眉間に皺を寄せ、おそらく不快な表情で今日も坂道を歩いていた。



気分よく過ごす方法を探し、楽しくなるようなレイングッズを揃えた。


数年前、雨の中出勤すると、デスクに可愛らしい黄色い花が一輪生けてあり

「あなたの元気がないと、皆が困ります」とメッセージが添えられていた。


雨を題材にした小説をいただいた。


ある小説家は、雨の中をずぶ濡れになりながら自転車で走ることに

楽しみを見出していたらしい。


「雨の日の方がワインは美味しい」とソムリエさんは話していた。



滅入った気分の裏側で、雨の日のイメージを変えてくれるきっかけを、多くの人がくれたことを思い出していた。



自由さが半減する

刻々と変化する空の表情が見えにくくなる

中途半端に濡れる


それが気分の滅入る理由かもしれない。


しかし、高音で余韻の長い雨音を聴くのは心地いい

晴れ間が広がり、しずくに反射する光は一皮剥けたような爽快感がある


海、川・・・水辺はいくら見ていても飽きないのに、何故だろう。


明日も雨が降るらしい。