ちょっと文章を保管しときます@携帯より | あたしの海にさよならを

あたしの海にさよならを

あなたはあたしのすべてだったの。 だからさようなら。 さよなら、あたしの海。

世界に光などあっても、現状が変えられないなら意味が無い。

少年は純白の聖堂壁面に唾を吐き付けた。


(仮)赤と青と光と骸 ーcolorless/darknessー


淡い望みは、茜と共に去っていった。ただどうしようもない怒りを小さな体は受けとめきれなかった。自分の左腕が無いのも、自分が売られていくのも、すべてを何かに押しつけなければ彼は虚ろに濃紺を彷徨うだけであったろう。群青の中の白の粉は、遥か高き地から少年を嘲笑う。右腕で頬についた赤を拭った。頭から流れた赤黒いものは黄ばんだシャツに生きている証拠を残していく。少年はその染まった服の色合いに満足した。自分を見下す藍とは真逆の色を残したシャツを、いとおしそうに眺める。いつだってあの青は自分を下に見る。鏡を見るといつだって、それと同じ色を持つ自分の瞳を潰したくなる。この世に光が、色がある事実ですら赦せなくなる。よく考えるとあの空のすべてが欲しいと思っていたのだと気付きたくなかっただけだった。

嫌々ながら青の紋を引き継いだ。尊敬すべき師は青年のそれを、湖の色だと言った。嬉しかった、何が嬉しかったかは分からなかったが、あの腐り切った藍共と同列ではないと言われたのは確実だった。青年の隣に立っていた白が、私は海の方が好きです、と笑った。光があって良かったと思う程に、硝子が彼女を照らした。初めて色を、青を好きになれたように思う。その話を赤茶の男は笑った。赤が羨ましいならあげるよ、兄は言う。もっと昔にその言葉を聞いていたなら、少年は迷わずに男を切り裂いたであろう。すべてが美しく見える今ではきっと、あの藍ですら憎くない。そしてすべてが欲しくなったのは言うまでもない。

青年は夢を見た。白いワンピースを翻して、ヒカリが笑う夢。私はあなたの傍にいます、あの時から一切色褪せぬ笑みを、青年に向けた。その白があまりにも眩しすぎて、手をかざしてしまう。目が覚めるとただ影を宿した乳白色の平面が見えるだけで、酷く落胆する。汚い白、と呟く。碧を湛えた少女が驚く。黄金が光に当たり、白銀を宿した。青を認めてから何故か周囲は光ばかりだと、青年は改めて感じた。碧の瞳は青年を見、かおが青い、と話しかける。色硝子のように、緑で青年を包む。天神(あまのかみ)は緑だったか、等とどうでもいい知識ばかり脳内を徘徊する。ああ、欝陶しい。この場に相応しい形容詞がひとつも浮かばない事に苛立ちを感じた。外は淡い水色と白で構成されていた。視界に赤がひとつもない事に気が付き、傍にあった黒い刀を握り締めた。




一旦ここまで上げておきます…、後程完成させて保管庫に上げたら消します。
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