「デカダンス」

第4話と第5話を視聴したので少し。

 

 

※以下ネタバレ。

 

☆第4話の感想というか少し。

 

「かの力」への入隊を認められたナツメ。

ずっと目指していた「かの力」入隊。

そして、ずっと憧れていたクレナイと、

これからは同じ戦場で戦える。

ナツメの意気は揚がるばかり。

しかし、「かの力」に入って初めての作戦を控えた前夜、

明日の戦闘には参加するなとカブラギは言う。

 

 

 

話が進むごとに。

この・・・。

この世界の二層化が・・・。

えげつないですね・・・。

 

ナツメを始めとする人間にとって、

世界は「謎の巨大生物に侵略された、戦闘の絶えない場所」。

そして、そんな人類が戦いの果てに目指す目標は、

「巨大生物との戦いを終わらせ、

また昔のように地上で自由に平和に暮らすこと」。

 

人間の見ている世界はこうです。

 

 

それが、カブラギたちサイボーグにとっての世界は、

「巨大生物とスリルある戦いができ、人類とも触れ合える、

リアルアクションゲーム」

そして、サイボーグたちにとっての戦闘は

「娯楽であり、刺激」

 

これがサイボーグたちの見ている世界。

 

 

かたや「生きるための、未来のための、命がけの戦い」。

かたや「死を刺激とする、終わらない遊技」。

 

そして、次の作戦は、

人類にとっては

「巨大生物との戦闘を終わらせ、平和を勝ち取るための戦い」

サイボーグにとっては、

「必ず敗北するが、代わりに伝説の戦士たちが復活する、

ゲームイベントのひとつ」。

 

 

これですよ・・・。

 

この・・・格差・・・では生ぬるい、

世界観の隔絶というのか断絶というのか・・・、

この両者の間の果てしない差。

 

えげつないな・・・。

 

ナツメが全力で懸命に命がけで「生きよう」とすればするほど、

なんか・・・切なさと虚無感と何かを感じる・・・。

 

このえげつなさはどこへ向かうのか・・・。

 

 

 

☆第5話の感想というか少し。

 

ナツメの非合理で我儘で生きるのに全力な姿勢が

カブラギを動かした・・・。

 

カブさん・・・熱いよ・・・!

 

と思ってたら。

 

大変なことに・・・。

カブさーん!!

 

 

というか。

何百年も続くシナリオってどうなってんの・・・。

そのシナリオを紡ぐことに何の意味があるのだろう。

あのゲームの意味ってなんだろうな・・・。