「Fate/stay night Heaven’s Feel」のⅠとⅡを観ました。
「桜ルート」ってやつですね。
※以下ネタバレ?
セイバールートは観ていないので分かりませんが、
凛ルートであるUBWと、
前日譚であるZEROは観ていて、
桜の事情は少しだけ知っていたので、
彼女がヒロインになるとどうなるのか興味がありました。
桜のキャラクターにも興味がありましたし。
この「Heaven’s Feel」は次のⅢで完結だと思うので、
まだ全てを把握しているわけではありませんが・・・。
間桐桜という少女がどんな人間かというのは
大体分かった・・・ような気が・・・します。
いや、どうだろう。
最後でまた印象変わるのかも。
しかし、今のところだと、
桜は面白い感触のキャラクターです。
内気で大人しくて、
女性らしい淑やかさと慎ましさを持っていて、
自罰的で消極的で攻撃性を隠し持ち、
愛情深く、
弱くて狡い。
なんだろう。
どこか「女性に嫌われる」雰囲気を持っている人ですね。
実際に観ていて、何故か気持ちがイラつく場面がありましたし。
理由がはっきりとは分からないけれど、とにかくイラつく。
女性らしい弱さと狡さと・・・あと、受動的だからですかね。
望みや訴えたいことがあるけれど、
全部飲み込んで無言を貫いてしまうようなところ?
でも、同時に、
応援したくなる、救ってあげて欲しくなる、守りたくなる、
そんなキャラでもありました。
彼女が弱くて狡くて、全てに無言を貫いて見ない振りをし、
受動的になってしまった理由はよく理解出来ますし。
むしろ、そうでなければ生きられないほどに
追い詰められていた桜の心情を思うと、
同情を禁じ得ない。
彼女には未来を与えて欲しいと強く望んでしまう。
希望や救いが彼女に訪れればいいと思う。
反感と共感と、嫌悪と愛情を同時に感じる。
桜は、そんな不思議なキャラでした。
というか。
あまり良い未来が見えないんだけど、
桜にも救いがあればいいんだけどなあ・・・。