ここしばらく。
ゆっくりゆっくり「恩讐の彼方に」を読み進めたり、
止めたり、読み進めたり、止めたり止めたりしています。
本当にゆっっっくりなんで
まだ最初の方なんですが、
今、市九郎が、主人を切り殺してその愛妾と逃げたあと、
木曽の鳥居峠で茶屋をやってるところです。
あ、そういえば。
この間、「木曽の旅人」を読みました。
で、今は、これで木曽の峠。
そして、次に読もうと思ってるのをチラ見したら、
また木曽が出てきてましたよ。
・・・木曽が私を呼んでいるのか・・・?
まあ、~~宿とか好きだけどさあ・・・。
いや、それはどうでもいいんですが。
市九郎は、主人の愛妾だったお弓と二人で、
木曽の峠で旅人相手に茶屋をやってるんですね。
で、同時に、旅人を襲って金品や命を奪う、
強盗もやってるわけです。
昼は茶屋。夜は強盗。
兼業ですね。忙しいですね。労働基準法は守られているのか。
じゃなくて。
茶屋やってるなら、もういいじゃん。
なんで強盗やるんだよ・・・。
元々お尋ね者の身なのに
リスキーにも程があるだろうよ・・・。
と、ぶつぶつ言いながら読んでましたが、
市九郎の労働環境はそんなもんじゃなかった。
ある時、裕福そうな若夫婦を殺害して、
着物や金を奪ってきた市九郎。
流石に幸福そうな夫婦を殺害したことに対して、
良心の呵責に苛まれる。
罪悪感が重く伸し掛かる。
が。
彼の愛人?お弓は、彼の成果を見て大体こう言った。
「あの妻の方は髪に良い物飾ってただろ。
なんで持ってこなかった。
お前は何年泥棒やってんだ。
素人かよ。
なんとか言えよ、ああん!?」
市九郎、強盗としてのプロ意識の低さを叱責される。
なんという職場。
なんという同僚・・・なのか上司なのか。
なんというブラックなアットホーム。
これは市九郎も嫌になりますわ。
で、彼は逃亡する・・・らしいですが。
とにかくお弓さんの鬼畜加減に爆笑しました。
羅生門の下人もびっくり・・・かどうかは知らんが。
えーと。
とにかくまたゆっくり先を読みます。
なんか穴掘るんだっけ?(曖昧)