「伊藤潤二『コレクション』」
第4話の感想です。
※ネタバレします。
◎「伊藤潤二『コレクション』」
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☆第4話の感想です。
前半は、
隣の家に住んでいる女の子は
謎の奇病にかかっていて・・・
鳥肌!
・・・な話でした。
ぞわっとしました。
なんでああいうのって
無条件にぞわってするんでしょうね。
ああ・・・今思い出しても・・・ぞわぞわする。
しかし、主人公の冷静さがやばい。
ずっと病気で家に籠っている隣の女の子の
ところに、
明らかに怪しい白目の医者がやってきて、
家の中から悲鳴、
「きゃー!虫!虫!!」
という切羽詰った悲鳴が聞こえても
主人公(余程虫が嫌いらしい)
感想それだけ!?
もっと他にあるでしょ!
ほら!こう!なんか!!
あと、主人公の友人も凄い。
隣の家の女の子ことリナちゃんの
個人情報を探ってきて
べらべらと主人公に喋り倒した挙句、
主人公の部屋の本棚に
主人公の祖父の日記を見つけ
「ちょっと読んでみるか」
どんな無神経だ!!
凄いメンタルしてんな、お前。
と思っていたら、
日記を読んだこと自体はよかった・・・
かと思いきや、
友人・・・・・・。
何があっても翡翠は放さない!!
体は寒くなっても懐が温かければプラマイゼロ!平熱!平熱!!
凄いメンタルしてんな、お前・・・。
そんな感じで。
ぞわっとしつつも
色々笑いが堪えきれませんでした。
まあ、リナちゃんも結構凄いメンタルしてたけどね・・・。
そもそも、あの祖父とあの友人とあのリナちゃんに囲まれて生きてて、
特に何もなく平然としてる主人公のメンタルも
凄いけどね・・・。
後半は、
あちこちを移動しながら人形劇を披露して
生計を立てている一家。
その根無し草生活に嫌気の差している兄と、
兄に置いて行かれた弟の話?
でした。
ポ、ポルナレフー!!
と叫んでいただけでほぼ終わりました。
いや、ポルナレフじゃないんだけど。
でもずっと叫んでた。
ああっ、ポルナレフ!
久しぶり、ポルナレフ!
おのれ、ポルナレフ!
とかとか。
それにしても、お兄ちゃん凄いなー。
何がどうなってそうなった。
まあ、ポルナレフのせいだろうけど。
「人形に操られるなんてごめんだぜ!」
と家出したのに、
再会したら
「操ってるのは人形の方さ。
だから私は操られるははは」
みたいな爽やかな笑顔。
操られ生活に大変満足してるのが
気持ち悪くてよかったです。
あと、あれ。
絹子さんの「ちきしょう!」。
被っていた猫をかなぐり捨てた瞬間が
輝いてました。
今回も面白かったです。