「けものフレンズ」

全12話、視聴終了後の感想を少し、です。

 

ここ最近、

ずっと体調が悪いというかなんというかで

起きていられない。

何故だ。

 

 

※ネタバレします。

 

 

◎「けものフレンズ」

 

 

☆全話視聴後感想少し。

 

突然、謎の草原に飛ばされてしまった「かばんちゃん」。

ここがどこなのか。

自分が誰なのか。

そもそも自分は何の動物なのか。

何もかもが分からないまま、かばんちゃんは、

草原で出会ったサーバルちゃんと共に

ジャパリパークの旅に出る。

 

 

 

「自分が何者なのか」答えを探して、

知らない世界の旅に出る「かばんちゃん」。

そこにいるのは、動物と人間の少女を混ぜ合わせたような

多種多様の「フレンズ」たち。

フレンズたちは皆、元の動物の特性を引き継いでいて、

得意なこと、不得意なことがある。

自分の得意なこと、自分の特性、自分の正体が分からない

かばんちゃんは、様々なフレンズたちと交流するなかで、

次第次第に自分を知っていく。

 

突然、異世界に飛ばされた主人公が、

その世界の住人と交流しつつ自分を知っていく。

 

王道を丁寧に辿る物語。

 

 

「ジャパリパーク」にいる「フレンズ」たちは、

皆優しい性質の持ち主で、

かばんちゃんと彼らの交流は心温まるものばかり。

 

不快や嫌悪感を抱かせることのない、

柔らかな癒しと安心に満ちた世界。

 

 

穏やかで、優しい、牧歌的な世界。

しかし、そこに時折見える、場違いな不安要素。

長年放置された様子の建築物や乗り物。

「フレンズ」の生まれる過程。

誰も知らない「かばんちゃん」の元の動物・・・。

 

安心感と癒しに満ちた空間に突如入り込む、

刺す様な違和感。

何気なく挟まれる不穏な気配。

 

和らいでいた気持ちに

さざ波のように掻き立てられる不安と興味。

 

 

 

王道と、癒しと、少しの不穏。

全ての要素が絶妙のバランスで配合された、

独特の雰囲気と魅力を持つ作品でした。

 

すごく引き込まれる・・・というわけではないですが、

観ていると知らず知らずにふんわり絡め捕られるような、

気付いたら没入させられているような、

そんな不思議なアニメでした。

 

 

色々書いたけど、

まあ、

要するに。

 

たーのしかったー!!