「TRICKSTER」23話の感想です。
もう最終回終わった地域もあるんだろうか??
あ。
春アニメの視聴予定まとめなきゃすたみゅ。
そろそろやらなきゃすたみゅ。
そうすたみゅ。
すたみゅであたまがいっぱいすたみゅ。
※ネタバレします。
◎「TRICKSTER」
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☆第23話の感想というか。
ごめん。
すまない。
申し訳ない。
今までボロクソ言ってすまない、明智君。
23話でようやく気付いた。
明智君って「サイコパス」ってやつじゃないかな。
いや、「サイコパス(精神病質)」についてよく知らないから
そうじゃないかもしれないけど。
今ちょっと調べただけでも
「サイコパス」なのか「ソシオパス」なのか「反社会性人格障害」
なのか、何が何なのか分からなくて
気軽に言うのはどうかと思うんだけども。
でも。
自分にも他人にも社会生活に悪影響が出ているという点で、
何らかの精神的・性格的な問題はあると思うんだよね。
しかし。
もしそうだとすると・・・。
「サイコパス」の原因は調べてもよく分からないのだけど、
遺伝的要因がどうたら後天的要因がどうたら、
前頭葉の脳波が異常だとか、
脳内物質の分泌量がどうだとか、
扁桃体の活動がどうだとか・・・・・・
つまり、性格の障害自体は
本人自身でどうにか出来る問題じゃないと思うんだよね・・・。
それでもって、
特徴として「良心の欠如」「共感能力の低さ」「無責任」
「自己抑制能力の欠如」等があると・・・。
加えて治療法は「現代医学ではない」とかなんとか・・・。
対処法は「周囲の人間が近づかない、関係を断ち切る」
とかなんとか・・・。
うーん・・・。
本人にも他人にも医学にもどうにもならないとは・・・。
障害だからといって他人に迷惑をかけることを
全肯定してはいけないと思うんですけどね。
普通のことが普通に出来ないから
迷惑をかけてしまう部分もある。
でも、積極的に迷惑をかけて許容しろというのは
間違ってると思うんですけどね。
出来るだけ迷惑を最小限にしていく努力は
していかないといけないと思うんですけどね。
でも・・・明智君は、これ、どうすればよかったんだ・・・。
せめて花崎たちを巻き込んで振り回して
自分自身のためだけに利用するのは
やめてやって欲しかったし、
彼らにした諸々は許されないことと思う。
しかし、はたして、
本人にその判断が出来たのかどうか・・・??
明智君はクズだと思う。
でも、クズに生まれついてしまって、
本人にもどうしようも出来ず、
治療法もなければ
どうすればよかったんだ・・・。
そう・・・。
これはそういう、
異常性を持って生まれつきながらも
社会からも医学からも取りこぼされてしまった人間が、
「普通の」社会生活を営む困難さと悲哀。
一方で、彼に利用され傷つけられる周囲の疲弊と苦悩、
傷つけられながらも離れられず染まっていく
負の連鎖を描いた、そんな衝撃の問題作だったんだよ!
多分、違うけど!!
・・・。
いや、しかし。
23話を観てから無駄に数日真剣に悩んでしまった・・・。
自分の思考が自分の意思でコントロール出来ない状態
というのは、いつも嫌と言うほど体験させられてるし・・・。
なんか・・・明智君に同情してしまって・・・。
いやでも・・・明智君が「クズ野郎」という見解自体は
あまり改める気がないけど・・・。
いやしかしどうすればよかったのか・・・。
まあ、それはそれとして。
今回は急に特別警備隊の人と二十面相に
妙なスイッチが入ってびっくりしました。
まず、特別警備隊の人。
「国家の秩序と安寧の維持!
我々はそのための手段は問いはしない」
「変革の時、アレルギー反応は必ず伴う!
それゆえに変革者にはカリスマ性を求められる!」
体制を維持するのが仕事だけど、
今の体制を変革するの・・・?
秩序の維持なのか変革なのかどっちなのか。
「正義のヒーロー明智を悪人に仕立て上げ、
それを我々が退治する」
「そして誰もが確信する。
国家の秩序と安全を守るためには
多少の犠牲は仕方がないのだと」
やってることは、国家から見れば小さな一探偵事務所の
未成年の少年たちを蹴ってるだけなんですけどね・・・。
しょぼい・・・。
というか、これで大衆の賛同が得られると思ってるのか・・・。
「これは中村刑事の願いでもある」
そうだっけ?
前に中村さん「世界に刺激を」とかなんとか
言ってなかったっけ?
そうだったっけ??
「目を覚まさせてやらんとな!(少年を殴る)」
・・・。
何なんだよ。
急に何を強烈に暴力こみで主張し始めたんだよ。
前回までとテンション違わない?
何なんだよ。
情緒不安定かよ。
また、二十面相。
「私はね、明智君、この(ギフトを授かった)奇跡に
心から感謝してるんだよ」
「だから私は恩返しがしたい」
恩返しがしたかったのか・・・。
「誰かに私も感謝してもらえるような贈り物を贈りたい」
「明智君に感謝してもらえるような贈り物」と思って
ストーカーして嫌がらせしてたのか・・・。
まず贈り物の選択時点で間違ってるような・・・。
喜んでもらえる贈り物を贈るって意外と大変だからね。
カタログとかから選んだ方が良かったのでは・・・。
「馬鹿だったよ、私は」
「ペラペラと自分を語るその言葉に絆され、
君が喜んでくれる刺激を与え続けようとした私は・・・」
「君が、他人の痛みに何も感じないなんて
全く思い至らなかった」
だからカタログ最強だって。
もうカタログを贈ろう、なっ。
「罪の意識も、誇りも、責任も、何も感じたことのないくせに
正義だ悪だなど語るも烏滸がましい!」
「君はただの大馬鹿野郎だ」
今、気付いたのか。
おそっ!
ストーカーし続けてたくせに、おそっ!
「ねえ、僕を見て」
「僕はここにいるよ」
「駄々っ子だね」
なんなんだよ。
贈り物したいのか感謝されたいのか馬鹿にしたいのか
自分を見て欲しいのか、何なんだよ。
先週までノリノリで少年探偵団巻き込んでたじゃんかよ。
この数十分(だと思う)の中で二十面相に何が起きたんだ。
情緒不安定かよ。
あと、しつこいようだが、やはり贈り物はカタログにしとこう。
無難最高だよ。
えー・・・。
そんな感じで。
無駄に真剣に考え込んでしまったり、
突然にスイッチ入れた特別警備隊の人と二十面相に
爆笑したりした23話でした。
あ。
あと花崎の最後の大ジャンプが
滅茶苦茶だけど勢いがあって面白かったです。
次回最終回?
終われるのかなあ・・・これ。