「エンドライド」
第16話の感想です。

yahooで「エンドライド」と検索すると、
候補に「エンドライド つまらない」と出てきます。
うん。
まあ。
まあね。
でも、だからいいの!
つまらないからいいの!
クソアニメだからこその面白さ!
それがエンドライドの味なの!
いいから一緒に楽しもうぜ!
・・・と思ってたんですが。

あ、あれ?
なんか、最近普通に面白くない?
16話、普通に面白かったよ?

あれ?
あれ??



※ネタバレします。

◎「エンドライド」
エンドライド 02 エミリオ 缶バッジ/タカラトミーアーツ
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☆第16話「憧憬」の感想です。

混乱の続くエンドラ。
イグナーツは襲撃を受けるズー族の島を
守るために向かう。



デルザイン王が死に、
エンドラは弱肉強食の混乱状態に陥りました。
力ある者は略奪に走り、
富ある者は更に富を求め領地拡大に走り、
秩序など失われた状態です。

で。
そんな混乱を更に煽るような出来事が起こります。
王都近くで
「デルザインはエンドラを見捨てた」
「エンドラはウォープ粒子の枯渇で滅びる」
そう説く思想家?宗教家?が登場。

秩序のない世界に
更に根拠のある現実的な終末論。

・・・もう何が何だか。
危機なんてもんじゃないですね。
色んな要因でエンドラ世界はすぐ滅亡しそうです。


そうは言っても出来ることからやるしかない。

パスカルとアフロさんは、バベルの分析と
ウォープ粒子減少の原因と対策について
研究を続行。
デメトリオ率いるイグナーツは
協力関係を結んでいるズー族を助けるため
攻撃を受けているズー族の島へと向かいます。


が、その前に、イグナーツの船の上で問題が発生。
イグナーツ新人のギドロ、元仲間のルイーズと、
彼らを敵視するミーシャ、フェリクスの衝突が発生。
船の上で本格的にバトルか!?という時、
ズー族の長・グラディドが場を収めに入ります。

グラディド「この二人の命、俺に預からせて欲しい」

青年と幼女に頭を下げて真摯に頼むグラディド。

グラディド「この二人が犯した過ちは消せない。
       だが、自分の過去を後悔したことのない者
       など、いないだろう」

おお・・・かっこいい・・・。
懐が深い。
流石に長。
これはついていきたいわ・・・。

デメトリオといい、このグラディドといい、
エンドライドはリーダーがちゃんとかっこよく、
カリスマ性があるのがいいと思います。
ちゃんと主人公達が見習える大人がいるのは
いいですよね。


そして。
ズー族の島を守って戦うイグナーツ。
敵を退けます。

その後。
デメトリオ率いる一団は南下して
暴動を鎮圧しつつ王都へ向かい、
グラディド率いるズー族の一団は
北上して各地を鎮圧する。
そういう計画を建てたのですが・・・。

ここでエミリオ君がデメトリオに提案。

エミリオ「この国ではまだズー族のことを
     野蛮な人種だと思い込んでいる者が多い」
     「ズー族だけで鎮圧に乗り出すと、
     逆に彼らが謂れのない誤解を受ける
     可能性もある」
     「噂や見た目で人を判断するのは早計だが、
     そうして身を守るしかない者もいる」
     「だから、彼らとズー族たちの間に入れる者が、
      一緒にいた方がいいと思うんだ」

・・・どどどどどうした。
エミリオ、どうした。
王子っぽい。
王子っぽいよ!?

更にエミリオ君。
少し泣き虫で、父親が遠くへ行くのが寂しい
グラディドの息子に、

エミリオ「子供が無理するな」
     「お前の父はこの世界を救うため
     大きな決断をした」
     「でもそれはズー族の長としてではなく、
      息子を持つ親としてだ」
     「寂しいならそう言え。
      どれほどお前が父を慕っているのか
      伝えてやれ」

・・・えええええええおおおおおお?
どうしたどうした、エミリオ。
すごい王子っぽい。
すごい王子っぽいよ!?
なんだどうした天変地異か!?
・・・あ、天変地異はエンドラで絶賛進行中だった。

更に更にエミリオ君。

エミリオ「エミリオ・ラングハイム」
     「デルザイン王の息子だ」

息子!
デルザイン王の息子と名乗った!!
天国のデルザイン親バカパパ、大感激!!

エミリオ「デルザインを憎んだことも
      この国の現状からも
      目を逸らしたくないと思ったんだ」

過去の過ちを受け入れて、
未来に目を向ける。
・・・王子だ・・・・・・。
エミリオが王子だ・・・・・・。

眩しい・・・。
エミリオ君が眩しくてやばい・・・。



エミリオ君の数段吹っ飛ばしたような成長具合に、
驚きと感激を覚え。
大人たちのかっこよさに痺れ。
女子回の華やかさに和む。

色々な見所があって楽しい回でした。