「影鰐」第13話、最終話の感想です。


※ネタバレします。


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☆第13話「還御」の感想です。

影鰐の細胞を取り込んだ奇獣。
影鰐の細胞を取り込んだ植物に寄生されたサトルサァン。
そして、オリジナルに近い影鰐のクローン。
それらが暴走する研究施設内に取り残された番場。
絶体絶命。
しかし・・・。



前回終了時の個人的予想。

「きっとねー♪
影鰐奇獣サバイバルが開かれてねー♪
そのなかで奇獣を千切っては投げ千切っては投げした
番場先生がねー♪
全ての頂点に立ってねー♪
世界を滅ぼす最終生物兵器番場に変身するんだよー♫」

・・・。
申し訳ない。
本当に申し訳ない。

途中まで。
奇獣の中で生き残り、
影鰐と融合する辺りまで。
その辺りまでは本気だった。

けれど。
世界を敵に回す最終生物兵器番場になる。
そこのところは冗談のつもりだったんだ。
そのつもりだったんだ。

すまない。
本当にすまない、番場先生。

まさか本当にダークヒーロー番場になるとは
思いもしなかったんだ・・・!

影鰐と融合しても、
もうちょっと影鰐を制御して、
なんらかの明るい方向での解決が来るんじゃないか。
そう思ってたんだ。

すまない。

まさか、
木村を殺っちゃって、
体内に影鰐を飼ったまま、
狂気を正気の境目を必死で彷徨いつつ、
夜のネオン街に消えていく、
そんな見事なダークヒーロー番場になるとは
思いもしなかったんだよ・・・!!


しかし、かっこいいな、ダークヒーロー番場!

よく考えると、
影鰐クローンに体内に逃げ込まれ、
意識不明の時に脱出され(かなあ?)、
これからまた影鰐を追っかけて退治するつもり!
・・・という、特に何も活躍してないどころか、
影鰐を安全に施設外に出す手伝いをしたという、
事態を悪化させることしかしてないけど、

それにしてもかっこいいな、ダークヒーロー番場!

・・・雰囲気に騙されてる気がする。
まあ、いいか。


そんなわけで。
番場先生にとても申し訳ない気分になった最終話でした。


正直、個人的には何も分からないまま、
UMAに遭遇する展開の時の方が
恐怖感があって好きだったんですが、
でも、最後もテイストは違いますが、
これはこれで面白かったです。

あと、何もしない番場先生が
最後までわりと何もしなくて、とても素敵でした。



影鰐、毎回10分弱とは思えない密度で、
思っていた以上に面白い作品でした。
ありがとうございました。