あと少しで九話だと思うけども!

ドラマ「デスノート」第八話の感想です。


※ネタバレします。


◎ドラマ「デスノート」
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☆第八話の感想です。

デスノートと共に記憶を取り戻した月。
再びキラとして動き始める。
森に埋めたもう一冊のデスノート。
それをミサに持たせ、
Lの名前を知ろうとするが・・・。



月「計画通り!!」

デスノート、戻る。
記憶、戻る。
ミサに必要事項を伝える。
ミサ、言いつけどおりに森に行って
ノートを掘り出す。
ミサ、何者かに襲われる。
ノート、何者かに奪われて行方不明。

全然、計画通りじゃない!!

・・・なんて突っ込んだりしてしまいましたが、
意外な展開に驚きました。

オリジナル展開に入ると、
途端に月にもLにも突っ込みたい部分が
数多く出てくるんですが、それでも面白いです。


ミサを襲った暴漢。
それは魅上に雇われたチンピラで、
ノートは魅上の手に渡りました。

ドラマでは序盤からちょくちょく登場し、
そのたびに不穏な気配を醸し出していた魅上。
ノートを手に入れた今回は、
より一層とハイテンションで、

魅上「削除!削除!削除!削除ーーーー!!」

初っ端から削除祭りではしゃぎ過ぎな魅上君。
ちょっと落ち着けよ。


しかし。
ノートの所在を探して必死になっていた月君の
努力により、魅上と月、協力関係構築へ。

どうでもいいんだけど、

魅上(あれ・・・この神、会ったことある。
    ミサミサの彼氏だ!!)

とか思わなかったのかな。
それとも

魅上(アイドルが彼女なんて流石は神!!)

だったのかな。
まあ、どうでもいいんだけど。


で。
キラを崇拝する魅上が先導し、
検事の立場を使ってキラ対策室に
無理矢理ノート確保に向かう検察一行。
が。
しかし。
既にノートはLが持ち去った後だった・・・!

この辺りはもう全く原作とは異なります。
なので、一体どうなるのかと興味と恐怖を抱いて
観ていたんですが・・・。

Lと月、熱い友情バトルへ!!

ジャンプ漫画か!
あ、ジャンプ漫画だった!!


この月とLの二人だけの一騎打ち。
少し笑ってしまうほどに泥臭い・・・というのか、
抜けている・・・というのか、
体当たり過ぎるバトルだったんですが、
でも、何故か謎の感動がありました。

原作では、人間らしい感情や思い遣りなんてものを
見せなかった(持ち合わせてなかったともいう)月とL。
しかし、このドラマ版では、二人とも人間らしい感情を
見せる時があって、それが新鮮で可愛らしく
面白いです。

ただLに関しては、ドラマ版でもほぼ無感情かなと
思っていたのですが、今回、そのイメージが大きく
変わりました。

L、意外と友情に厚かった。

月との決着を見せるために対策室と繋いだカメラ。
その映像を自ら切り、本音で語りかけるL。

L「こんなはずじゃなかったんです」
 「君と出会って
 初めて人に興味が湧いてしまいました」

友情に目覚めたL。

L「どうしてこんなものを使い始めたの?」
 「誘惑に負けたの?」

ずっと使ってきた丁寧語をやめて、
素の自分で語りかけるL。

L「君を止めてあげたいんだよ!」
 「だって、友達だろ?」

厚い友情に目覚めたL。

L「きっと自分じゃ戻れなくなってしまったんだよね?」
 「だから僕が止めてあげるよ」
 「13日後に地獄で会いましょう」

おもむろにペンを取り出し、
デスノートに月の名前を書きだすL。
ヤンデレに目覚めたL。

Lさん、目覚め過ぎですよ・・・。

しかし、ここへきて意外と熱いハートを見せてきたLに、
何故か好感度が爆上がりしました。
いや、別に元々嫌いではないけれども。


それに対して、月。
元々は普通の人間として共感も思い遣りも友情も
家族愛も持っていたけれども、キラになってから
次から次へとゴミ箱に投げ捨ててきた月。

キラであることを認めたら、
そこに待っているのは「死」のみ。

キラとして理想の世界を創るために、
絶対に認めるわけにはいかない。

L「僕の名前は知らないだろ!諦めろ!夜神月!」
有能な信者「神、Lの本名LINEで送りました」
月「やってて良かった、LINE!」

・・・大体、こんな感じだったと思う。

それはともかく。
やっとLの名前を知り、消せるとなって
本当に嬉しそうな月。
顔が・・・イケメンな顔が大変なことに・・・。
その歪んだ凶悪な顔・・・。
俺は人間をやめるぞ、L。
ああ、可哀相に・・・。

月「お前に負けるわけにいかないんだよ」
  「犯罪のない理想の世界を創るんだ」
  
Lの本名をデスノートに書き殴る月。
腕時計で40秒を確認。

月「L、出来るなら、お前にも見せてやりたかった」
  「キラが創る世界を」
  「出来るなら、ずっと、ずっと友達でいたかった!」

人間として色々なものを捨ててきても、
それでもまだ根は普通の人間が残っている月。
本当はLと友達でいたかったのか・・・。
ドラマの月は可哀相だなあ・・・。


互いに互いの道を認めることが出来ず、
殺し合わなければならないけれども、
本当は友達になりたかったドラマの二人。
何だか可哀相だなあと切なくなりました。
が、もう時遅し。
Lはデスノートによって・・・:::

何で生きてるの!!?





最後の最後まで驚きの連続だった8話。
次回からはオリジナルのみで突っ走るつもり
でしょうか。
楽しみなような怖いような・・・。
でも、楽しみにしています。