「Re: ハマトラ」第五話の感想です。


※ネタバレします。


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☆第五話「Buddy’s Wishes」の感想です。

ミニマムホルダーの徹底管理を主張する「ドクトル」を
殺害しようとした野良ミニマムホルダー集団「フリーマム」。
ナイス達は殺害計画を阻止し、逃走するフリーマムを追跡。
あともう少しで追いつく・・・
というところでアートが登場する。



すこーしだけ全体像が見えてきたかなという
感じがします。

ミニマム能力を奪っているアート。
ミニマムホルダーの自由を掲げる、
どこか胡散臭い集団フリーマム。
警察への圧力。

その背後には全て同じ人物がいる、と。
「最恐」という人物だと。
そしてそれは多分・・・モモカさんですよね?
今は逮捕されて収容されているはずのモモカさん。
モラルにも協力していたモモカさん。
彼女がラスボス・・・かなあ?

モモカが何を目的としているのか。
潤沢な資金と警察へすら圧力をかけられる権力は
どこからきているのか。
そもそも彼女は何者なのか。
まだまだ謎ばかり、いや、ますます謎ばかりですが、
何だか盛り上がってきました。

しかし、それにしても謎が増えるばかりで
混乱しますけどね。

一番分からないのはアート君ですよ。
モラルに何を囁かれ、モモカに何を吹き込まれて
ああなったのか。
それとも利用されていることを分かっていて、
それでも自分自身の目的のために動いているのか。
大体、目標としているところはなんなのか。
さっぱり分かりません。

最初は、無能力者としてのコンプレックスを
こじらせ過ぎて、全ての人が平等に能力を
もたない世界を創ろうとしているのかと思いました。
その次はナイスに対して個人的な恨みを持って
復讐しようとしているのかと思いました。
つい前回ではミニマム能力の副作用から
ミニマムホルダー達を救おうとしているのかと
思ったところでした。

が。

が、また今回でわけがわからなく・・・。

アート「(ハマトラとは)仲間じゃない。友達なだけだよ」
   「僕は彼をかけがえのない友人だと思っているが、
    ただ殺さなきゃいけない間柄になった」
   「それだけのことさ」

仲間じゃなくて友達だけど殺さなきゃならない
それだけのことなんですか。
へー。

アート「僕が君たちに真の自由を与えてあげる」
    「この世界で最も自由な存在は世界の王・・・
    そう思わないかな?」
    
真の自由はともかく・・・
最も自由な世界の王ってなんですか。
誰ですかそれ。
自信満々に「思わないかな」って言われても・・・
思いませんが。

挙句の果てに、
ガスケさんを見殺しにするアート。

駄目だ。
こいつはもう駄目だ。
なんかこう、いけない薬とかやってる系だ。
もしくは何かに目覚めちゃった系だ。
もう駄目だ。
何でこんなになっちゃったんだアート。
ガスケさんまで見殺しにするようじゃ
人としても死亡フラグ回避としても
もうなんか色々無理な気がするよ。
なんでこんな風に・・・ああ・・・。

そんなダメダメなアートにナイスは怒り心頭で。

ナイス「アートは今、泣いてる・・・」
    「俺はアートを泣かし続けるアート自身を許さねえ」
    「止めてみせる・・・ボコしてでも!」   

おお・・・ナイス君の熱い友情魂が炸裂してる・・・!
言ってることはよく分からないけど、
アートへの友情がちゃんと存在してることは分かった!
ナイスはちゃんとアートを友達だって大切だって
思ってたんだね!

・・・何故もっと早く。
出来れば一期の時に・・・。
あんなに無神経にアートの精神を追い詰めていなければ。

そう思わないでもないですが、
でも今この時にでもナイス君がアートに対して
友達として本気になろうと決意したのは感動的でした。

ナイス君にもちゃんと人の心があったのね・・・!
でも家事はムラサキに丸投げよ!
自分はソファにでんと座ってるだけで何もしないわ!
自分の仕事は今日もツケではじめちゃんに奢ることよ!

・・・結局、どっちを向いても駄目人間しかいない!!



そんな主役も敵も駄目人間なハマトラですが、
でも、次第に盛り上がってきたと思います。


あー。
あと、今回も謎の尖り方、
虎と兎の辺りがあからさまで面白かったです。
馬鹿丁寧にチャーハンだしw
ハマトラのギャグって寒いとか言われてるけど
それも含めて好きです。