知らないうちに年の瀬・・・。
でも、いつも通りにアニメ感想です。
紅白楽しみです。
「メガネブ!」全十二話、視聴終了後の感想です。
※ネタバレします。
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☆全話視聴後感想
ヒマラヤ第三工業高校に存在する「メガネ部」。
部長・相馬鏡を始めとする部員四名+仮入部一名の
メガネ部は、日々女性の裸を拝むため、
「スケスケメガネ」開発に心血を注いでいた。
だが、努力のかいなく研究成果は未だなし。
それでも彼ら五人は、前向きにハチャメチャに、
毎日をメガネメガネと生きるのであった。
メガネ部メンバーを始め出てくるのは男ばかり。
・・・ということで、
始まる前から殿方を振り払い、
眼鏡男子といえど世間一般に浸透している
「クールで知的」なイメージの眼鏡男子ばかり
ではない。
眼鏡男子でもバカもいればアホもいる。
むしろここにはバカしかいないぞ!
・・・ということで、
始まった直後に眼鏡男子好きを振り払い、
ストーリーなんておまけです!
メガネがあればいいんです!
・・・ということで、
大体の人を振り払い、
男ばかり出てくるし、
一応それっぽい描写もあるけれど、
全然萌えない!萌えさせない!
・・・ということで、
一部のお姉様方を振り払い、
目に優しくないカラフル描写!
どうだ、目が痛いだろう!
・・・ということで、
僅かに残った少人数も常に試され、
後は少数精鋭がどれだけ残るか、
毎度険しい茨のメガネ道。
そんな素晴らしい濃縮アニメだったと思います。
マニアの更に一部には堪らない。かもしれない。
そんなアニメだったかと思います。
私はわりと好きでした。
「わりと」に入らない部分は隼人虐めの部分です。
あれだけは最後まで不快で堪りませんでした。
それ以外は楽しめたと思います。
私はわりと好きでした。
メガネメガネ言いつつも、
ちっともメガネ愛を感じないストーリー。
タイトル「メガネブ!」なのに、
凄い攻めてるこの内容。
素晴らしい。素晴らしいわ。
と、胸をときめかせていれば、
何故か唐突にメガネ薀蓄が語られ、
しかも結構ためになる。
あるあるには共感も出来る。
メガネ愛があったのか?
やはりメガネに愛はあったのか??
そう戸惑いを覚えるも、
やはりメガネが必要なのかどうか
よく分からないストーリーも多く、
更にメガネ云々を抜いても面白いのかどうか
よく分からないという試練の毎回。
時にはカマキリと廊下で対峙するだけで
10分ほど使い、パロばかりなのだろうが
楽しみどころが分からない双六などもやり、
「このつまらなさ、逆に癖になる。
何て贅沢な時間の使い方なんだ。
素晴らしい、素晴らしい」
と酔ったりもしていたら、
時折、唐突にちょっといい話が挟まれる。
ちょっと良い和解の話であったり、
ちょっと良い学食のおばちゃんの話であったり、
光希と隼人の友情の始まり?の話であったり、
敵対していた生徒会とメガネ部の友情であったり。
つまらないやされると思っていたら、
不意にちょっと良い話が挟まれ心が温まる。
もう何をどう捉えたらいいのか分からない。
この物語の方向性がよく見えない。
だが、なんだか愛おしい。
段々とそんな気がしてきた。
錯覚かもしれない。
だが、愛おしい。
そんな気がする。
錯覚かもしれない。
いや、もうどうでもいい。
オールニードイズエムイージーエーエヌイー♪
メガネがあれば何でも出来る!
メガネがあれば空も飛べる!
幽霊も見える!世界が変わる!
メガネ素晴らしい!メガネ最高!
めーがねーーーーーー!!(錯乱)
・・・そして、
最終回には予想外の感動があったりもしました。
ずっと敵対・・・というか、生徒会(の一部)に
睨まれていたメガネ部。
メガネ部も生徒会には予算500円の関係で(?)
思う所がないわけでもなく。
それとなく衝突を繰り返していた・・・よね?
そうだったよね?多分・・・そんな彼らでしたが、
最後の文化祭を機に熱い友情が生まれました。
常に熱い男、メガネ部部長の相馬鏡と、
常に胃痛に苦しみながらも密かに熱い生徒会長。
この二人の熱い思いの共感から始まり、広がった、
メガネ部と生徒会の友情。
最後まで(一方的に)確執のあった部長と三番こと
鈴木の場面は、ベタベタながらも「良かったね」という
温かい気持ちが込み上げました。
さらに、それまでモブもモブ、ぺらっぺらのモブ。
存在が紙以下。
そんなノーメガネ族のモブの皆さんも、
メガネをかけ、顔を持ち、
メガネ部と生徒会に協力してヒマ高が一体になりました。
あれも感動的でした。
そして大団円のうちに全てが終了・・・と思いきや、
最後に爆弾が一つ。
スケスケメガネ開発の本当の理由。
それは、恐らく弱視?でほとんど視力のない弟に、
「世界中ぜーんぶ見渡せる」メガネを作ってやりたい
という、鏡の兄心でした。
な・・・なんという。
思いがけない驚きと感動が・・・。
その最後の場面では、
「ああ、観続けて良かったな~」という
しみじみした達成感が湧き上がりました。
これだからアニメはやめられない。
良かった。
色々、良かった。
良くない部分も良かった。
あ、隼人虐めだけは許さない。
でも他は良かった。
そんな、つまらなくもおもしろい・・・
いや、楽しい・・・
いや・・・・・・
メガネ!なアニメでした。
私は好きだったよ。
ノーメガネノーライフ!