「ふたりはミルキィホームズ」

第一話~第三話プラス第四話~第五話少しの感想です。



※ネタバレします。


◎「ふたりはミルキィホームズ」

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☆第一話「いつものふたり」の感想です。


偵都ヨコハマ。

別々の探偵学院に通うカズミとアリスは、

いつか伝説のミルキィホームズのような

名探偵になろうと約束し合うのだった。



このシリーズに関しては、「ミルキィホームズ」と

「ミルキィホームズ2」を観ていますが、

その他の特番?等は観ていません。

そのため、分からない部分が出てくるのではないか

という不安があります。


が、まあとにかく観てみることにしました。


今回は主役が変わり、いつものミルキィ四人ではなく、

ミルキィホームズのような名探偵に憧れる少女二人が

主人公です。


ミルキィホームズ達も所属するホームズ探偵学院に

通う、常盤カズミ。

ホームズ探偵学院ではないものの、別の探偵学院に

通う、明神川アリス。

この二人の主人公。


一見、可愛らしい容姿の、普通の学生らしい二人。

しかし。

彼らは「あの」ミルキィホームズに憧れる学生です。

さて。

「あの」ミルキィホームズ達の後輩にあたる彼女達が

一体どんな性格なのかと興味津々で見守れば・・・


カズミ「でも・・・

    もし、そう(ミルキィホームズが幻)だとしたら・・・

    代わりに私達がミルキィホームズみたいな

    名探偵になればいい!」 


アリス「そんなに高い目標があるなんて、

    カズミちゃん、すごい!」


カズミ「私は親がどうとかじゃなくて

    純粋に探偵になりたいんだ。

    怪盗に屈しない、正義を守る名探偵に」


アリス「カズミちゃん、かっこいい」


あれ・・・。

まともだ。

すごくまともな子達だ!

・・・お、おかしい。


更に、偶然、怪盗が逃げ去る現場に居合わせた二人。

すぐさま怪盗を追いかけ、学生ながらも立派なトイズを

見せます。

攻撃のカズミと防御のアリス。

二人揃えば立派な名探偵になれそうなトイズ。


あれ・・・。

かっこいい。

普通にかっこいい。

おかしい・・・。


そして、現れるミルキィホームズ。

トイズを使って(トイズって使えるようになったっけ?)

二人が逃した怪盗を追いつめる。


ミルキィホームズが探偵活動を頑張ってる・・・!?

しかも有能っぽい・・・!?


お・・・おかしいじゃないか!

「あの」ミルキィホームズの世界、

「あの」ミルキィホームズ達の後輩、

「あの」ミルキィホームズ達なのに、

おかしくないなんておかしいじゃないか!!



・・・と、思った一話でした。


正直、かなり困惑しました。

おかしくないなんておかしいやい!と思いました。

が、これからこの正気に見える世界に

徐々に狂気が解放されていくならそれはそれで・・・。

とも思い、にやにやもしました。


はーやくおかしい展開こないかなー。




☆第二話「「なる」ということ」の感想です。


颯爽と怪盗を追いつめるミルキィホームズ。

その姿に憧れと自分達の実力不足を感じたカズミとアリス。
もっと力が欲しい。ミルキィホームズのようになりたい。

そう思った二人は教えを請おうと、

ミルキィホームズを訪ねてみることにした。




自分達の実力不足を痛感する。


方向的に正解。


もっと力をつけたい!

立派な名探偵になりたい!


方向的に大正解。


どうすればミルキィホームズのようになれるのかな。


う、うーん・・・方向的に不正解・・・。


ミルキィホームズに教えてもらいに行こう!


不正解、不正解ー!

やめろー!やめるんだー!!

ミルキィホームズに毒されるー!!


・・・と思いながら観ていましたが、

意外とミルキィホームズがイメージ作りを頑張っていて

なんとか幻想をぶち壊さないで済み、安心しました。

ああ、良かった・・・のか?


しかし、これはドキドキしますね。

怪盗がどうとか、

明らかに兄が・・・どうとか、

バトルがどうとかじゃない。


いつこのまともな主人公二人がダメ四人組に

ダメダメダメダメ道に引きずり込まれるのかという恐怖!


これはドキドキする。

冷や汗が出るね・・・。

あー変な緊張感がある・・・。


カズミ「夢じゃないよね、アリス」

アリス「うん、夢じゃない」

二人「私達・・・

   ミルキィホームズさんみたいになってもいいんだ!」


・・・屋根裏部屋でうまい棒をとりあって潰してしまい、

床に落ちた粉を吸いましょう!な二人を目指すのか・・・。

ああ、恐ろしいことだ。



そんな感じで。

このアニメに別に緊張感を覚え始めた二話でした。

しかし、ミルキィ達がいつも通り阿呆で良かったです。





☆第三話「わたしのトイズ」の感想です。


怪盗集団「カラー・ザ・ファントム」の一人を

逮捕に導き、一躍有名になった「フェザーズ」。

カズミとアリスはますますやる気に燃え上がる。

そんな時、テレビで「フェザーズ」擁護をした探偵が、

「カラー・ザ・ファントム」に探偵ライセンスを盗まれる

という事件が発生した。




思わぬ功績に浮き立つカズミとアリス。

「カラー・ザ・ファントム」の一人を逮捕。

「フェザーズ」は一気に世間に認知されるところとなる。


だが。

「フェザーズ」はライセンスを持たない、

言ってみれば「偽物」の探偵。

そのことを批判する人も多く、カズミは不満を抱く。

そんな時、テレビで「フェザーズ」擁護をした

コメンテーターの女性探偵が「カラー・ザ・ファントム」に

襲撃予告され・・・、

あれ、でも、

この予告、タイミングが良過ぎてまるで図ったようだね、

というか、怪盗の女性の姿かたちがコメンテーターに

よく似ているね、偶然ってすごいね、ドッペルかな?

とかは、まあ見てみないふりをして、

予告通りに探偵ライセンスを盗まれる事件が発生。


フェザーズは出動し、そして・・・。



・・・という、やっぱりまともなストーリーの流れで、

何だかちょっと「ミルキィ」を観ている感覚では

ないような、そんな気分です。

あまりにまとも、あまりに正気で、

逆に居心地が悪くてそわそわします。

これはこれで楽しいですけども。


でも、時々、やはりおかしな部分があって、

そこは「ミルキィ」っぽさを感じないでもありません。


今回は怪盗たちのライン?のやり取りに笑いました。


「赤き獅子がやられた・・・か」

「だが、やつは我らカラー・ザ・ファントムの中では

最弱・・・」


この怪盗たち、仲間が逮捕されても余裕!

むしろネタにしてノリノリで楽しんでる!


それから一番驚いたのがこれ。


ちらっと出てきたトゥエンティさんが凄いイケメン!

誰だ、あんた!


まさかあんなにイケメンオーラを発する

トゥエンティを見る日が来ようとは思いませんでした。



・・・そんな感じで。

ちょっとまとも過ぎて書くことがないわ。

と思いつつ、これはこれで楽しんでます。


でも、もっと狂ってくれてても、いいかな?



ここからは殴り書き。短く適当に。

第四話、第五話の感想です。


☆第四話の感想を少し。

女性探偵リュウコ・コマツがファントムのイエロー、

ブルーがテレビのコメンテーターとバレる話。

あと、ミルキィの封印されし過去もバレる話。



閉ざされた資料室。

ミルキィの知られざる封印必死の過去。

やめて、カズミ!それを知ってはだめー!!


と、思ったら、

どうやら知ったのは「トイズを使えない時期があった」

ということだけのようで、思わず安堵に胸を撫で下ろし

ました。

良かった。

ミルキィのあんな部分やこんな部分がバレなくて

良かった。

探偵なんてどうでもいいーと農園を作って、

ペットの鶏を食べちゃう人達とバレなくて良かった。


えーと。

あとは・・・。

部下たちに働かせておきながら、

自分はぐっすり快適安眠のシオンさんに

ちょっとときめきました。

お前ってヤツは・・・。


☆第五話の感想を少し。


カズミとアリスが、街のカフェで見かけた

おばあさんの謎を解き明かす話。


あー、何だか、

ちょっと謎があって、

ちょっとスリルがあって、

ちょっとほんわかした良い話だった。


こういうのもいいですねー。

短時間で癒されました。


が。

これって「ミルキィ」ではないよね!

いつ、いつ狂気がくるの!?

はやく、はやく狂気カモン!!



・・・そんな風に思わないでもないですが、

コンパクトにじんわりくる良い回でした。


しかし。

探偵ライセンスがあれば、

街で見掛けた不審だと思われる一般人を

何日間にも渡って付け回しても許されるのか・・・。
結構住みづらそうだなあ、ヨコハマ。